日本ペイントの芝田は、勝負どころで粘った。1―1で迎えた第3試合のシングルス。九州の実力者でカット主戦型の佐藤を攻めあぐね、最初のゲームを5―11で取られたが、嫌な流れを引きずらなかった。  レギュラーシーズンで上位の日本ペイントには1ゲームのアドバンテージがあり、「切り替えてできた。打ち急がず、いろいろやり過ぎないことを意識した」。長いラリーになっても辛抱強く打ち返し、ミスを減らして続く2ゲームを奪った。  ファイナルは日本生命と顔を合わせる。レギュラーシーズンで最終戦まで1位を争って屈しただけに、「勝った方が1位という試合で実力差を見せつけられた。(次は)力を出し切るだけ」。4連覇を目指す強豪を相手に思い切りぶつかる。(了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 粘った芝田=卓球Tリーグプレーオフ