大相撲春場所(3月13日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付で新入幕を果たした荒篤山が2月28日、東京都中央区の荒汐部屋でリモート会見に臨んだ。初土俵から12年かかり「長かった」。それでも新十両からは4場所で駆け抜け、「正直うれしい。自分でも驚いた」と笑顔を見せた。 新十両では大きく負け越して幕下に転落したが、すぐに復帰。その後は、得意の押し相撲で2場所連続2桁勝利を挙げ、平常心の大切さを知った。幕内の土俵でも、「意識は変えずに、15日間自分の相撲を取ることだけを考えたい」と心構えを明かした。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕大相撲春場所の新番付で新入幕を果たし、笑顔で番付表を手にする荒篤山(左)。右は荒汐親方=28日、東京都中央区(日本相撲協会提供)