横浜のWTB松井が、序盤の2トライで試合の流れを手繰り寄せた。まずは前半9分。敵陣でパスを受けたSO田村が、キックでボールをインゴールへと転がす。右サイドを駆け上がった松井がそのままトライし、鮮やかに先取点を奪った。 前半11分には、ハーフライン付近から田村が大きく蹴り上げたボールをワンバウンドでつかみ、相手守備を振り切って右中間にトライ。「(田村)優さんとコミュニケーションを取って、1週間前から準備していたものが出せた」。東京五輪の7人制にも出場した27歳が持ち味の足で勝利に貢献した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕前半、トライを決め喜ぶ横浜の松井(中央左)=27日、東京・駒沢陸上競技場