３７歳のベテラン今井が２時間８分１２秒で６位となり、ＭＧＣの出場権を獲得した。３０キロの手前で先頭集団から後れたものの、持ち直して順位を上げゴール。「優勝争いができなかったのは残念だけど、今後に向けて前進できた」と納得の表情だった。 順大時代に箱根駅伝の５区で３年連続区間賞に輝き、「山の神」と呼ばれた。ここ数年はどんなレースに出場しても、「これが最後になるかも」と思いながら走っているという。日本陸連の瀬古利彦副会長は「（同い年で５位の）岡本もそうだけど、年齢的に厳しい人のいい見本、意識付けになる」とたたえた。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕男子６位でゴールする今井正人＝２７日、大阪城公園