【ニューヨーク時事】ロシア軍によるウクライナ侵攻には、北米スポーツ界からも厳しい声が上がっている。米プロバスケットボール協会(NBA)でプレーするウクライナ出身のアレックス・レン(キングズ)、スビ・ミハイリュク(ラプターズ)両選手は24日、連名で声明を発表。「断固としてこの戦争を非難する。ウクライナにいるすべての人々のために、少しでも早く終結することを願っている」と訴えた。  ラスベガスでの試合に備えて渡米した元世界ボクシング評議会(WBC)スーパーライト級王者のビクトル・ポストル選手は、ウクライナの首都キエフ近郊の自宅に家族がいる。26日の試合に臨む予定だが、「気持ちの面では準備することが難しい」と語った。  北米アイスホッケーリーグ(NHL)ではロシア出身選手も活躍している。中でも、アレクサンドル・オベチキン選手(キャピタルズ)はプーチン大統領の熱心な支持者として知られる存在だ。母国の無謀な軍事行動に口を閉ざす同選手に、SNSなどで批判が噴出する一方、その立場に同情的な見方も出ている。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ウクライナ選手「終結を」=プーチン支持者に批判も―北米スポーツ界