【ケルン(ドイツ)時事】23日に行われたサッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第1戦で、アヤックス(オランダ)は敵地でベンフィカ(ポルトガル)と2―2で引き分けた。エースのアレルはこの日も1得点。CLデビューの1次リーグ初戦から7試合連続の計11ゴールは圧巻だ。  1―1の前半29分、左サイドのベルフハイスからの鋭いクロスを近いサイドで足先に当て、枠内へ。GKにはじかれたものの、こぼれ球をすかさず押し込んだ。自らのオウンゴールの直後に素早く気持ちを切り替え、今度はきっちりと相手ゴールに決めてみせた。  コートジボワール代表のストライカー。190センチの長身でスピード、技術、ゴールへの嗅覚を兼ね備え、前線での守備も献身的にこなす。2017~18年、18~19年シーズンはフランクフルト(ドイツ)に所属し、長谷部と鎌田のチームメートだった。昨年1月にウェストハム(イングランド)からアヤックスに加入。チームの多彩な攻撃を完結できる欠かせない存在となった。  テレビインタビューでアレルは「引き分けという結果に満足はできない。私たちはきょうの出来よりも、もっと良いプレーができるはずだ」と話した。ホームで行われる第2戦で「真価を示す」意気込みが伝わってきた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕敵地のベンフィカ戦でゴールを決めたアヤックスのアレル(中央)=23日、リスボン(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 アレル、7戦連続11発=アヤックスの長身エース―サッカー欧州CL