女子1500メートルで菊池純が8位に食い込んだ。準決勝で転倒して決勝進出は逃したが、救済措置を受けて順位決定戦へ。ここで大胆な作戦に出る。2周目に1位でラップを刻み、さらにスピードを上げて後続を周回遅れにしそうなほど大差を付けた。前夜に考えたという策が当たり、悠々と1着でゴール。入賞を果たし、「皆さんに楽しいと思ってもらえるようなレースができた」と達成感をにじませた。 姉の菊池悠も意地を見せた。予選で果敢に前に出る積極的な滑り。強豪選手がペースを上げた中盤以降は離されて敗退したものの、「満足した五輪ではなかったが、やれることはやった」。大舞台での戦いを終え、「これで引退する。本当に良い経験ができた」と言った。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕ショートトラック女子1500メートル順位決定戦、大差をつけてトップを滑る菊池純礼(奥)=16日、北京 〔写真説明〕ショートトラック女子1500メートル予選の滑走を終えた菊池悠希=16日、北京