DeNAの新戦力、大田がチーム初の対外試合で早々と結果を出した。一回の好機に広島の先発玉村の2球目を強く引っ張る。これが三塁手のグラブをはじいて、先制の左前打。4番に抜てきされての打席を、「自分の中では収穫」と振り返った。  昨季オフに日本ハムを自由契約に。12月中旬になって移籍が発表されたが、「体を休める期間が少なかった」と苦しい日々を過ごした。  「自分の持ち味を出す」と臨む今季は、キャンプ後半に入っても好調さを持続。試合前日はランチ特打にも顔を出し、柵越えを連発した。  三浦監督は「生き生きとしている。他の選手にも、気持ちの大事さを伝えてくれている」と、その波及効果を含め評価している。  昨季3割1分の打率を残した桑原や、この日2安打とアピールした神里ら外野手の層は厚い。それでも大田は、「レギュラーを目指したい。そのつもりで入団している」。激しい定位置争いに割って入る覚悟だ。 (沖縄) 【時事通信社】 〔写真説明〕広島との練習試合で先制の適時打を放つDeNAの大田=16日、沖縄市
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 「4番大田」初戦で結果=定位置奪取へ第一歩―プロ野球・DeNA