パリ・サンジェルマンがエムバペの劇的ゴールで先勝した。歓喜の瞬間は後半ロスタイム4分。敵陣左サイドでDF2人の間を突破し、低い弾道のシュートでGKクルトワの股下を貫いた。 一方的に押し込みながら、ゴール前を固める相手の堅守に手を焼いた。後半15分すぎにはエムバペがPKを獲得したが、メッシが失敗。終盤には、戦列に復帰したネイマールを投入して猛攻を仕掛け、最後の最後にゴールをこじ開けた。 殊勲のエムバペはテレビインタビューで「人々が自分の名前を叫んでくれて夢のようだ。重要なゴールだった」。喜びをかみしめつつ、「まだ1試合終わっただけ。第2戦を戦う準備はできている」と気を引き締めた。(バルセロナ時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕レアル・マドリード戦でゴールを決めるパリ・サンジェルマンのエムバペ(右)=15日、パリ(EPA時事)