「五輪、ロシアに乗っ取られた」=ワリエワの出場継続で―USADA〔五輪〕
時事通信社 2022年02月15日 11:47:43
【ニューヨーク時事】北京五輪に参加しているフィギュアスケート女子で15歳のカミラ・ワリエワ選手(ロシア・オリンピック委員会=ROC)がドーピング違反による暫定資格停止処分を解除され、引き続き出場可能となったことを受けて、米国反ドーピング機関(USADA)のトラビス・タイガート最高責任者は14日、「ロシアが五輪を乗っ取り、クリーンな選手と人々から大切な機会を奪っている」と厳しく批判した。AFP通信が伝えた。 タイガート氏は昨年12月に採取された検体の扱いに問題があったとし、「ロシアが適切に処理していれば、女子の個人種目が正当な競技かどうか、彼女が団体に参加できたかどうかは明らかになっていたはず」と指摘。ワリエワ選手に後日処分が下った場合、出場継続を認めたスポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定は「ロシアが五輪を汚すのを、再び許したことになる」と語った。(了)【時事通信社】
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