スーパーボウル制覇へ崖っぷちの状況で、ラムズのQBスタッフォードが勝利を呼び込んだ。第4クオーターも残り2分を切り、4点のビハインド。ここでWRカップにパスを通し、逆転に成功。本拠地のファンが大音声を響かせて熱狂した。 歓喜の瞬間を振り返り、「最高の気分。チームメート、家族と喜びを分かち合えてとても幸せ。最後のプレーは特別で、決して忘れることはないだろう」。 第1、2クオーターにTDパスを決めていたが、後半は得点を演出できていなかった。それだけに土壇場での大働きに胸を張った。 2009年のドラフト全体1位でライオンズに加入。将来を期待されるスター候補だったが、低迷するチームで本領を発揮できなかった。12シーズンを過ごしたチームを離れ、今季からラムズに加入。新天地で輝きを放ち、念願だった頂点に手が届いた。 「このチームの一員になれてよかった」。試練の日々を過ごした司令塔が実感を込めた。(ロサンゼルス時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕ベンガルズ戦でタックルをかわすラムズのQBスタッフォード=13日、米カリフォルニア州イングルウッド(EPA時事) 〔写真説明〕ベンガルズ戦の第1クオーター。ランで前進するラムズのQBスタッフォード(右)=13日、米カリフォルニア州イングルウッド(AFP時事)