日本が土壇場で試合をひっくり返した。2点を追う第10エンド、スキップ藤沢の最後の一投は、デンマークの円内のストーン二つをはじき出す技ありのショットに。3点を奪った藤沢は、「ああいうのはチャンスの時にも、ピンチの時にも投げることが多いので、イメージはすごくあった」と涼しい顔で振り返った。 対照的にサードの吉田知は「まだ10試合ぐらい残しているが、五輪で優勝したような気持ち」と興奮気味。リードを許しても焦らず、それまでのミスの修正に励んだことが奏功したといい、「やはり勝敗ではなく、自分たちのやることにどれだけ集中するのが大事か学んだ」。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕カーリング女子1次リーグのデンマーク戦、逆転勝利を喜ぶ日本=12日、北京