北京五輪のスノーボード男子ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢(TOKIOインカラミ)が12日、張家口で記者会見し、「サポートしてくれた人たちのおかげでこの場に立てた。自分の滑りを全て出し切り、期待に応えられた」と改めて喜びを口にした。 2大会連続銀メダルだった前回の平昌五輪からは長い道のりだった。東京五輪でスケートボードに挑戦するなど、二つの競技をこなす難しさも感じながら取り組んだ。「今までと違った形の4年間。思い通りにいかない日が続いて苦しかったけど、自分に負けないでこられたのが一番」と振り返った。 スケートボードでは五輪出場、スノーボードでは金メダル。二つの競技で目標を果たした。二刀流挑戦は成功に終わり、「ここから新たな自分の道がスタートするのかな。まだ(23歳で)年齢的にも可能性はある」と、次のチャレンジを示唆した。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見で金メダルを手に笑顔を見せるスノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢=12日、張家口