女子5000メートルの押切が力強い滑りを見せた。前回の平昌五輪の9位を上回る8位で、この種目で日本勢12年ぶりの入賞。「自分の積み重ねてきたことをレースで出し切る。それはできたかな」と振り返った。  平昌五輪後は股関節のけががなかなか治らず、「周りと比較して自分には価値がない」と自らを追い込んでしまう時期があった。一時競技から離れて心身を癒やし、北京五輪のプレシーズンに復帰して迎えた3度目の大舞台。「スケートの楽しさ、自分にとってのスケートの大きさというのを今の方が感じられ、楽しくできた」と晴れやかな表情で話した。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕スピードスケート女子5000メートルの滑走を終え、笑顔を見せる押切美沙紀(左)=10日、北京
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 押切、進歩示す滑り〔五輪・スピードスケート〕