日本が最大20点差をはね返した。前半はカナダの守備を崩せずに強引な攻めが目立ったものの、後半はチームが目指す連動した攻撃が形になった。22歳のポイントガードの山本(トヨタ自動車)は「前半は走って相手を動かすバスケットができていなかったが、修正できた」と話した。 昨年9月に就任した恩塚監督の下、若手とベテランの融合もテーマ。右膝のけがで東京五輪出場を逃したエースの渡嘉敷(ENEOS)も久しぶりの代表戦で攻守に奮闘してチームをけん引した。渡嘉敷は「若い子からはエネルギーをもらっている。きょうはすごく楽しめた」とうなずいた。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕カナダ戦の第3クオーター、シュートを放つ渡嘉敷(左)=10日、大阪・おおきにアリーナ舞洲