【北京時事】北京冬季五輪は4日午後8時(日本時間同9時)から北京市の国家体育場(愛称・鳥の巣)で開会式が行われ、開幕が告げられる。大会には90カ国・地域以上から選手約2900人が参加。7競技、史上最多109種目でメダルを争う。新型コロナウイルスの影響により1年延期された昨夏の東京五輪から約半年でめぐってきた雪と氷のスポーツの祭典。20日までの17日間、熱戦が繰り広げられる。 2008年夏季大会の開催地でもある北京は、夏冬両方の五輪を開催する史上初の都市となる。アジアでは18年平昌冬季、東京に続いて3大会連続の五輪。日本選手には、冬季大会史上最多のメダル13個(金4、銀5、銅4)を獲得した平昌を上回る成績が期待される。 新型コロナ感染対策として、選手を含む関係者全員は外部との接触を遮断した「バブル」内での行動が義務付けられ、連日PCR検査を受ける。 大会組織委員会によると1月23日から2月2日までに計約60万件の検査が行われ、「選手・チーム関係者」の102件を含む計287件の陽性を確認。日本選手団では、スケート競技のコーチ1人が陽性判定を受けたと自ら明らかにした。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕開会式を控え、国家体育場(愛称・鳥の巣)に出入りする関係者ら=4日、北京 〔写真説明〕開会式を夜に控えた国家体育場(愛称・鳥の巣)周辺。「クローズド・ループ」と呼ばれる外部との接触を断った区域が続き、人通りは少なかった=4日、北京