【北京時事】東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の橋本聖子会長が3日、北京市で行われた国際オリンピック委員会(IOC)総会に出席し、1年延期の末に昨年実施された大会の最終報告を行った。新型コロナウイルス禍での実施を踏まえ、同氏は「苦難を乗り越えて開催した大会の具体的な成果と学びを『東京2020モデル』として、将来に引き継いでいきたい」と提言した。 橋本氏は、日本でのジェンダー平等と多様性の促進に貢献したなどとして、IOCが選ぶ昨年の「女性とスポーツ賞」の最高位に位置付けられる「世界賞」を受賞。総会では記念品が贈られた。 橋本氏は総会後に取材に応じ、4日に開幕する北京五輪に臨む日本選手団について、「史上最強だと思う。今までの冬季大会のメダル数を上回るだけの力を持っている」と大きな期待を寄せた。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕取材に応じる東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長=3日、北京