もがいていた南野が最終予選初ゴールで先制点をもたらした。前半32分。伊東が右から折り返し、大迫がスルーしたボールに、落ち着いたトラップから左足を振る。相手GKに当たりながらも押し込んだ。「攻撃の選手である以上、ゴールという結果で力になりたかった」。伊東と長く抱き合い、喜びを分かち合った。 2次予選では7戦連発を決めたものの、最終予選では決定機を生かせずにいた。「気負ってはいなかったが、そこで貢献したいという気持ちがあった」と明かした背番号10。「ラスト2試合、勝ってW杯出場を決めたい」と力強く誓った。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕サウジアラビア戦の前半、先制ゴールを決める南野(中央)=1日、埼玉スタジアム 〔写真説明〕サウジアラビア戦の前半、先制ゴールを決め喜ぶ南野(左から3人目)ら=1日、埼玉スタジアム