日本ハムの新庄剛志監督が1日、沖縄県国頭村で始まった2軍キャンプ視察で本格始動した。いきなり白の大型三輪バイクで登場し、得意のパフォーマンスを披露。昼食はキッチンカーを用意し、「ビッグボスランチ」と名付けたカレーライスを報道陣に振る舞った。  派手な姿に注目が集まるが、走塁指導ではこだわりを見せ、1点を大事にする監督の考えが表れた。特に力説したのが二塁走者となった場面。単打で本塁を狙う際に、三塁ベースを「ストッパー」にするように蹴って加速し、三塁線上を真っすぐ走るようにすることだった。  監督は「何でこれをしたかと言うと、レフト前ヒットで、もし送球が体に当たったらラッキーだから」とにやり。三塁を蹴った後、普通は膨らむが、ライン上を走れば外野手の送球が体に当たる確率が高くなるからだという。就任会見で「こんな野球もあるんだというのを発信したい」と話していたが、その一端が見えた。  初日は羽織った上着を脱がず、背番号1のお披露目はなかったものの、「ファッションの一つ」として下のユニホームは片脚だけ裾を上げるスタイルで臨んだ。見えた片方のストッキングには札幌市の観光名所「時計台」がデザインされていた。  2日は名護市の1軍キャンプで指導する予定。「初めてだから、ちょっとなんかやろうかなと。肩とかを見たい」と予告。8人程度招くと話していた臨時コーチの一人として、元陸上選手でタレントの武井壮さんが訪れる。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕走塁の指導をする日本ハムの新庄監督(左手前)=1日、沖縄県国頭村 〔写真説明〕カメラやスマートフォンを構えたファンの前を歩く日本ハムの新庄監督(中央)=1日、沖縄県国頭村
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ビッグボス、いきなり本領=2日目の1軍でも「予告」―プロ野球・日本ハム