【北京時事】4日に開幕する北京冬季五輪の大会組織委員会は1日、北京のメインプレスセンターで記者会見を開いた。趙衛東報道官は「全ては予定通りで、準備は整った。あとはキックオフするだけ」と強調した。  大会は、外部との接触を厳格に遮断する「バブル」の環境下で準備が進められている。国外から入国する選手、スタッフらが増えるにつれて新型コロナウイルスの陽性者数は増加。1月23日以降の検査ではバブル内52件を含む計200件の陽性反応が出た。感染対策部門の副主任を務める黄春氏は、「大規模な感染拡大はなく、国民を含めて安全は担保されている」と自信を示した。  中国では1日から春節(旧正月)が始まった。報道施設などには飾り付けが施され、ささやかながら祝賀ムードが漂っている。スピードスケート・ショートトラック女子の五輪金メダリストで組織委の選手委員長を務める楊揚氏は、「五輪と春節を同時に祝える特別な機会になる」と話した。  開会式に先立って2日から競技が始まり、カーリング混合ダブルスでは地元中国がスイスと対戦する。感染対策により異例の3日間に短縮された聖火リレーは2~4日、会場がある北京の中心部や延慶、張家口の各地で行われる。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕北京冬季五輪の開幕を前に、記者会見する大会組織委員会の趙衛東報道官=1日、北京
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 北京五輪「準備整った」=組織委、コロナ対策も自信〔五輪〕