【カーリング】2018年平昌五輪で日本勢初の銅メダルを獲得した女子の「ロコ・ソラーレ」が2大会連続の表彰台に挑む。2月10日から10チーム総当たりの1次リーグに臨み、上位4チームが準決勝進出。5~6勝を挙げることが1次リーグ突破の条件になるだろう。 日本は初戦で前回金メダルのスウェーデンとぶつかる。強豪を撃破できれば一気に波に乗れる。前回、地元開催で銀メダルを獲得した韓国、日本と3位決定戦で戦った英国も当時のメンバーが健在。世界選手権覇者のスイスも強敵だ。 各チームに大きな技術力の差はないとされ、北京の会場の氷の特徴をいかに早くつかむかがカギを握りそうだ。 【アイスホッケー】3大会連続4度目の出場となる日本女子(スマイルジャパン)が初の1次リーグ突破を目指す。日本の世界ランキングはB組の5チーム中、最高の6位。 重要なのは初戦のスウェーデン戦。日本は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、昨年12月から今年1月にかけて予定していた対外試合ができず不安が残る。勝って勢いづけば、4年間で磨いてきた攻撃力やフィジカルの強さを発揮できる。 【アルペンスキー】男子の小山陽平は昨年12月のワールドカップ(W杯)回転で8位に入った。初の五輪で健闘できるか。マルコ・オデルマット(スイス)は大回転を中心に複数種目で表彰台を狙える力があり、スーパー大回転と滑降のスピード系はアレクサンデルオーモット・キルデ(ノルウェー)に注目だ。 女子の安藤麻は、昨年2月の世界選手権の回転で10位。今季は腰痛でW杯欠場もあったが、調子を上げて2度目の五輪に臨みたい。現役最多のW杯勝利数を誇るミカエラ・シフリン(米国)は3大会連続の金メダルを狙い、前回平昌大会の滑降で金のソフィア・ゴッジャ(イタリア)には高速系2冠が期待される。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕カーリング女子北京冬季五輪最終予選プレーオフ・韓国―日本。韓国を破り北京五輪出場を決め喜ぶカーリング女子・ロコ・ソラーレ=2021年12月17日、オランダ・レーワルデン(〔C〕WCF/Steve Seixeiro)