【北京時事】北京五輪でメダル量産が期待されるスピードスケート日本代表が、選手村入村翌日の31日、本番会場で初めての練習に臨んだ。選手団主将で女子5種目に出場する高木美帆(日体大職)や、前回の平昌五輪女子500メートル金メダリスト、小平奈緒(相沢病院)らが約1時間氷の感触を確かめた。 高木美は、これまで経験した中国のリンクと比較し、「氷の感触は自分が予想していたより、悪くない。すごく落ち着くというか、居心地はいいな」と印象を話した。 小平はスタート練習を中心に励んだ。「氷はすごくきれい。会場にもすっと溶け込めるような感じ。神聖な空気を感じ取ることはできた」と語り、「毎回心がワクワクするような気分になれる。またこの舞台でスケートができることが本当にうれしい」。股関節の不調を乗り越え、五輪に戻ってきた喜びを素直に表現した。 高木美は開会式翌日の5日にある女子3000メートルが、小平は13日の女子500メートルが初戦となる。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕北京五輪の本番会場で練習するスピードスケートの高木美帆(手前)ら=31日、北京 〔写真説明〕北京五輪の本番会場で練習するスピードスケート日本代表選手=31日、北京 〔写真説明〕本番会場でスタートの練習をするスピードスケートの小平奈緒=31日、北京