卓球の全日本選手権最終日は30日、東京体育館で行われ、女子シングルス決勝で伊藤美誠(スターツ)が早田ひな(日本生命)に4―1で快勝し、3年ぶり3度目の優勝を遂げた。伊藤は早田と組んだ女子ダブルスと合わせて今大会2冠。 男子シングルス決勝では、戸上隼輔(明大)が松平健太(ファースト)に4―2で競り勝って初制覇。戸上は男子ダブルスとの2冠となった。 ◇伊藤美誠の略歴 伊藤 美誠(いとう・みま)スターツ。大阪・昇陽高出。16年リオデジャネイロ五輪は女子団体で銅メダル。東京五輪は水谷隼と組んだ混合ダブルスで金、女子シングルスで銅、同団体で銀を獲得。全日本選手権では18、19年に3冠。21歳。静岡県出身。 ◇戸上隼輔の略歴 戸上 隼輔(とがみ・しゅんすけ)明大。山口・野田学園高では18年に全国高校総体の男子シングルス優勝。19年全日本選手権のジュニア男子シングルス制覇。21年世界選手権個人戦男子ダブルス3位。20歳。三重県出身。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕女子シングルスで優勝した伊藤美誠=30日、東京体育館 〔写真説明〕男子シングルスで優勝した戸上隼輔=30日、東京体育館