DeNAは投手力強化=オリックス、連覇へ戦力の充実を―プロ野球・キャンプのポイント
時事通信社 2022年01月30日 07:20:34
【DeNA】昨季のチーム防御率は12球団ワーストの4.15。投手力の強化が最大の課題となる。 大貫の6勝(7敗)が最も多い勝ち星だった先発陣は、エース今永、昨秋にけがから復帰した東の奮起は当然求められ、坂本、京山らの成長も欠かせない。不安定だった抑えも三嶋、山崎が争ってレベルを上げたい。先発、抑えの両方で活躍したOBの斎藤チーフ投手コーチを迎え、整備に本腰を入れる。 打線は力がある。牧、桑原、佐野、宮崎が打率3割以上をマークし、長打率は両リーグ通じて1位。固定できなかった遊撃で大和と柴田の争いに、俊足の森が加われば攻撃面でもプラスになる。 昨季は外国人選手が開幕に間に合わず出遅れたが、今年は主力のオースティンらがキャンプ初日から参加する見込み。 【オリックス】リーグ連覇と26年ぶりの日本一へ、中嶋監督は「今のチームのベストを考えていきたい」。競争を促しながら、選手層に厚みを持たせていく。 投手陣は救援の整備が必要となる。ヒギンスが退団し、38歳となる平野佳もフル回転は難しい。昨季チーム最多の51試合に登板した左腕の富山らで勝ちパターンを確立できるか。ドラフト1位新人の椋木も候補に挙がる。先発は投手4冠の山本、新人王の宮城を軸に駒がそろう。 打線は吉田正が離脱するとつながりを欠く場面が目立った。主力のアクシデントにも備え、若手の台頭が待たれる中、プロ初打席で本塁打を放った2年目の来田、宜保、佐野如ら楽しみな存在が多い。二塁は安達や新外国人のバレラ、高卒4年目の太田が定位置を争う。 (了)【時事通信社】
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