Bリーグプレミア(Bプレミア)西地区の広島ドラゴンフライズは1日、アウェーのバンダイナムコアリーナ松江で同地区の島根スサノオマジックと対戦した。



 前日も島根と対戦し、95-88で勝利していた広島。連戦となった1日の試合は、序盤から互いにシュートが決まらず、重苦しい展開となる中、ドウェイン・エバンス、クリストファー・スミスの3ポイントシュートが決まり、25-19とリードして第1クォーターを終える。しかし、リバウンドで優位に立った島根が徐々にリズムをつかみ、41-40とわずかにリードを保って前半を折り返す。



 後半は島根がペースを握る展開が続いたものの、広島も粘り強く得点を重ね、第4Q残り4分30秒を切ったところからON4のラインアップを敷いて勝負に出る。エバンスの3P、コフィ・コーバーンのシュートと連続得点で残り48秒に71-73と2点差に詰めると、粘り強いディフェンスからリバウンドを確保してオフェンスへ。スミスの3Pはリングに弾かれたものの、コーバーンがティップしたボールをメイヨニックが回収。メイヨがディフェンスをかわして放った3Pシュートを沈め、残り4秒で広島が74-73と再逆転に成功。最後のディフェンスポゼッションでは山崎稜がスティールを決めて、広島は劇的な逆転勝利で連勝を3に伸ばした。



 広島はスミスが25得点、メイヨが15得点、エバンスが12得点を挙げ、チームをけん引した。島根との2連戦を2勝0敗で終え、通算12勝1敗(西地区2位)とした広島は、11月6日にホームで同地区の長崎ヴェルカと対戦する。



 島根戦後には、朝山正悟HCとメイヨが記者の質問に答えた。



通算12勝1敗と勢いに乗る広島©Basketball News 2for1


朝山正悟HCの島根戦後のコメント



――島根戦総括



本当にタフなゲームでした。アウェーで連勝するのは、自分の現役時代も含めて本当に難しいことだと思っています。そんな中で、島根さんがかなり高いエナジーを持って試合に臨んでくることは分かっていましたし、自分たちもそれに対していいスタートを切れたと思っています。



ただ、40分間のゲームの中ではいろいろなことが起こります。自分たちとしては、どうしてもリバウンドのところでセカンドチャンスを何度も与えてしまいました。結果的に守れたシーンもたくさんあったのですが、相手にボールを持たれている時間がとても長かった。それがオフェンスでのフラストレーションにつながり、いつものようにボールが回らない。強いところを何とかこじ開けようとしても、ファウルがなかなか鳴らない。レフェリーと少し戦ってしまうような悪循環がありました。それでも最後までしっかりと我慢し続け、諦めずに戦い抜いた。これはコートに出ている選手たちだけでなく、全員が遂行してくれたことです。



こういったゲームは、最後にどちらが勝つか分かりません。でも、決してたまたまではないと思う。7月に全員が合流して、8月から本当にハードな練習を日々繰り返してきた。その積み上げがあったからこそ、今日(島根戦)のようなゲームでもしっかりと勝利をつかむことができたのではないかと思っています。



記者の質問に答える朝山正悟HC©Basketball News 2for1


――インサイドを消され、我慢の時間が長く続いた。早めにタイムアウトを取ったタイミングで、選手たちにはどんな言葉をかけたか



1つは間違いなく「我慢する展開だ」ということですね。今日の試合を見ても分かるように、80点台、90点台の展開の中で今日のようなオフェンスの難しさに陥っていたら、おそらく追いつくことはできなかったと思う。自分たちが今シーズンやらなければいけないのは、どういう状況であれディフェンスをやり続けること。そこが今日のような結果につながっていると思います。得点のところも含めてですね。そしてディフェンスというのは、最後までリバウンドを取り切るところまで。そこをまずは自分たちのベースとして持っていくことです。



オフェンスに関しては、向こうはコーバーンのところをだいぶケアしてきましたし、ニック・ケイ選手にもだいぶ戦われた感じがあります。ヘルプだけではなく、単純にニック・ケイ選手の経験値や体の強さによって、コーバーンがいつもボールをもらうようなポジションでもらうことができなかった。自分たちのコールをしても、なかなかそこまで押し込めない。じゃあどうするか。一発で決めるのではなく、いつもやっているようなセカンドアクション、サードアクションへと動かしていき、最後は打ち切る。本当にこの繰り返しだったと思っています。



――日本人選手を中心に全員が粘り強くディフェンスしてターンオーバーを誘発し、最後はティップからメイヨにつなげた。終盤の選手たちの集中力については、どう感じたか



スタッツに出ない部分ですよね。おそらく最後のティップも、コーバーンのオフェンスリバウンドの数字には入っていないと思いますし、その前にディフェンスで誘発したプレーも、誰かのスタッツに表れるものではありません。



でも、チームとしては本当に大きなことですし、ゲームにものすごく影響を与えるものです。そういったプレーができる選手がコートに1人でも多くいることはとても重要だと思っていますし、日本人選手たちのそうした部分は、本当に高い評価に値するのではないかと思っています。



メイヨニックの島根戦後のコメント



――島根戦の総括



今日はチーム全員が努力して勝利をつかんだと思います。残り3分で10点差をつけられていましたが、それを逆転できたのは、ディフェンスが強かったこと、リバウンドをしっかり取れたこと、そして全員が努力して貢献したからです。だからこそ今日の勝利が可能になったと思います。



試合後にインタビューを受けるメイヨ©Basketball News 2for1


――この2試合、ニック・ケイ選手とのマッチアップで消耗する部分もあったと思うが、どのように相手を動かそうと考えてプレーしていたか



ニック・ケイ選手は素晴らしい選手だと思います。ただ、今日の勝利につながったのは1人のディフェンダーの努力ではありません。我々は常にチームディフェンスに集中していて、チームとしてのディフェンスのルールがあります。今日はそれに従ってプレーし、全員でディフェンスを遂行できたことが勝利につながったと思います。



――連勝が続き、チームの雰囲気も良さそうだが、チームの雰囲気についてはどう感じているか



今はリズムがすごく良いと思います。チームのケミストリーがあり、全員が一丸となってプレーしています。バスケットボールのゲームには流れがある。今はその良い波に乗ってプレーできているので、このまま乗り続けたいと思っています。



(中国支局)


情報提供元: バスケットボールニュース2for1
記事名:「 メイヨの逆転3Pで劇的勝利の広島ドラゴンフライズ 「良い波に乗ってプレーできている」 」