Bリーグの新たなトップリーグ「Bプレミア」の2026−27シーズンが9月22日に開幕し、西地区の琉球ゴールデンキングスは22日と23日の両日、アウェーのトヨタアリーナ東京で東地区のアルバルク東京と対戦した。



 2016年のBリーグ開幕戦と同一カードとなった対戦は、第1戦は琉球が73−84で黒星。翌第2戦、第1クォーターはデイビッド・ヌワバが10得点とチームをけん引すると、第2Qはキーファー・ラベナが2本の3ポイントシュートを沈め、勢いをもたらす。51−41と10点リードで迎えた後半、司令塔・大浦颯太がアップテンポな攻撃をリードし、佐土原遼や松脇圭志、小野寺祥太がそれぞれ3Pシュートを決めて、主導権を握る。第4Qもリードを保ち、最終的に85−74でBプレミア初勝利を飾った。



 琉球は第2戦では、ヌワバが3Pシュート4本を含む27得点14リバウンドを記録しダブルダブルを達成。その他、ケビン・ジョーンズが16得点7リバウンド、大浦が9得点8アシスト、ラベナが3Pシュート3本の9得点4アシストを記録し、新加入選手の活躍が見えた結果となった。



 開幕戦を1勝1敗で終えた琉球は、次戦は10月3日にアウェーで同地区の滋賀レイクスと対戦する。A東京戦後の記者会見では、アンソニー・マクヘンリーアソシエイトヘッドコーチ(AHC)と大浦、ラベナ、ジャック・クーリーが報道陣の質問に答えた。






アンソニー・マクヘンリーAHCのA東京戦後のコメント



ーーA東京戦・第2戦の総括



東京さんはタフなチームだったが、(第1戦から)いいバウンスバックができた。選手たちが自分たちコーチ陣のゲームプランを遂行してくれたおかげで勝てたと思っています。



ーー第1戦では3P成功率が28.6パーセントだったが、第2戦では50パーセントに上がった



(第1戦の)試合を振り返って、私としてはショットセレクションのところは第2Qから試合の終わりまで悪かったと思っていたので、そこに関してはアジャストする必要がありました。それよりも選手一人一人がお互いを信頼して全員でプレーする、そういうところがこの結果につながったと思っています。



記者の質問に答えるアンソニー・マクヘンリーAHC©Basketball News 2for1


ーー第1戦、第2戦ともにジャック・クーリーがファウルトラブルに陥ったが、そこに関してどう感じたか。また、チームに対してどのような声かけをしていたのか



声がけというのは特にしなかったですが、A東京がああいうビッグラインナップを使ってくるというのはもともと予想していました。A東京の本当にフィジカルな選手に対して2つ目、3つ目のファウルをしてしまった中で、後半KJ(ケビン・ジョーンズ)がステップアップしてくれたと思っていますし、そのおかげでリードを広げられたとも思っています。



ーー相手がビッグラインアップの際には、日本人選手が自分より大きな選手にマッチアップすることが多くなる。彼らの外国籍選手に対するディフェンスへの評価は



このチームに在籍してくれている日本人選手はウイングの外国籍選手をディフェンスできる力があると思っていますし、このリーグは日本のリーグなので、日本人の選手に多く活躍してもらいたいと思っています。そして、彼らが外国籍選手をディフェンスするといういい経験もできていると思うので、これを続けながら、彼らを信頼しながらこのシーズンを戦っていきたいと思っています。



大浦颯太のA東京戦後のコメント



ーーA東京戦の総括



まず勝利できたことは嬉しいですし、台風の影響があったと思うのですが数多くのブースターの皆さんも東京まで足を運んでくださって。アウェーでキングスとしてプレシーズンの試合は1試合しかなかったので、本当にここはアウェーなのかというくらい皆さんの声援はすごかったです。そういったキングスのブースターの皆さんもそうですし、選手もスタッフも全員でつかみ取った1勝だったかなと思います。



ーーマクヘンリーAHCがゲームプランを遂行できたと話していたが、自身としてはどのあたりがA東京を上回ったと思うか



昨日(第1戦)の反省、ディフェンスのところが、11番(ジョンソン)と1番(ホグ)の選手に52点も取られたというところは自分たちの中ですごく反省しないといけないところで、そこを今日(第2戦)全員でディフェンスのところを守れたというのはすごく大きかったです。また、その中から自分たちのペースでオフェンスが展開できたというところはすごく良かったと思います。



記者の質問に答える小野寺祥太©Basketball News 2for1


ーー第1戦では後半にオフェンスが止まってしまったが、第2戦では最後まで同じペースで行くことができたのはシュートが入ったからか、それともしっかりディフェンスができたことでオフェンスにつながったからか



僕自身の反省として、昨日ちょっと止まってしまったシーンが多かったので、僕自身がペースを上げることによって他の選手もこういったペースでプレーをすることが大事だと見ていて感じ取れる。ベンチから出てくる選手も感じ取ってくれると思ったので、試合の序盤もそうですしできるだけコートに立っている時はペースを上げて、できるだけこういった形でプレーをしようというのは心がけてやっていました。



キーファー・ラベナのA東京戦後のコメント



ーーチームのケミストリーについてはどう感じているか



プレシーズンを通してコーチ陣が自分たちのスタンダードを高い位置に求め続けてくれたおかげで、自分たちは今組織としてとてもいい方向に向かっていると思います。これはまだプロセスの途中なので、自分たちが目指すところ、行きたい場所からはかけ離れていますが、いい道筋をたどっていると思います。



ーー琉球ファンの声援についてはどう感じたか



ファンの皆さんは本当に素晴らしいです。過去6年間(日本で)プレーした中で、アウェーでもホームでもどちらの試合でもキングスのブースターさんたちが本当に素晴らしいと思っていました。そのファンの皆さんが今回味方についてくれているというのは本当に誇らしいですし、心強いです。



記者の質問に答えるキーファー・ラベナ©Basketball News 2for1


ーー第4Qで4ファウルになってベンチに戻った時に多くの声援や拍手が起こっていたが、そこはどう感じたか



ファンの声援は自分たちにエナジーを与えてくれますし、だからこそ自分たちは自分たちのベストをコート上に置いてこなければいけないと思っています。自分たちのファンの皆さんは沖縄から東京まで来てくれているので、自分たちの感謝として少しでも、小さいことでもコート上でも見せるということを意識してやっています。



ーー沖縄にはフィリピンの方がたくさんいて、コミュニティーが大きい場所だが、どう感じるか



フィリピンの方があちこちにいて、フィリピンの方たちはバスケットボールが大好きなのでそこでもつながることができますし、プレシーズンでも多くの方が自分たちの試合を見てくれました。これだけ多くのフィリピンの方とつながれる、そして応援してもらえるのはとても嬉しいです。



ジャック・クーリーのA東京戦後のコメント



ーーBプレミア初勝利の感想は



とてもとても嬉しい気持ちでいっぱいです。A東京はとてもいいチームですし、昨日の試合は緊張からくるプレーもあったと思いますが、今日は40分間自分たちらしいプレーをすることができました。このチーム全員に対して誇りに思っています。



ーー第2戦では2リバウンドのみと珍しいが、ここについてはどう感じているか



こういった記録はもしかしたらこの1試合だけかもしれませんが、一番大事なことは勝利することです。また、リバウンドはチームとして取りにいくものだと思うので、自分が取りにいくことで相手がリバウンドを取れなくなる。そうしたら自分たちのガードの選手がリバウンドを取れるようになる。そうやってチームで取っていくものだと考えています。



得点を決めるクーリー©Basketball News 2for1


ーー今シーズンはレギュレーションが変わって、開幕戦はオン・ザ・コート4となる場面もあったが、その部分についてはどう考えているか



今日の試合は新しいルールだったり、大きいラインアップに対して順応できていたと思いますし、二日間を通して自分たちにとってのテストだったと思っています。今日はしっかりと対処できましたし、いい仕事ができたと思います。



ーーアップテンポなスタイルで試合をしてみての手応えは



自分としてはオフェンスの速いバスケットは好きですし、プレシーズンはグラント(ジェレット)がいなかったり、デイビッド(ヌワバ)がいなかったり、フルロスターで戦うことができなかったです。ですが、これから一週間くらい休みがあると思うので、その中でやるべきことを全員で確認して、今シーズンはこの速いペースでのオフェンスが上手くいくだろうと思っています。



(金野恵理)


情報提供元: バスケットボールニュース2for1
記事名:「 A東京破りBプレミア初勝利の琉球ゴールデンキングス ジャック・クーリー「速いバスケットは好き」 アップテンポな新スタイルに手応え 」