Bリーグ(Bプレミア)東地区の群馬クレインサンダーズは5日、ホームのオープンハウスアリーナ太田で茨城ロボッツとプレシーズンゲームを実施した。



 群馬は今オフに茨城から加入した鶴巻啓太が先発として出場し、古巣対決が早くも実現。第1クォーターでは20−23と茨城にリードを許したものの、第2Qでは新加入のスタンリー・ジョンソンケリー・ブラックシアー・ジュニアら主力の活躍で追い上げ、42−38と4点リードで後半へ。第3Qでは茨城に再び逆転を許すこともあったものの、第4Qに入ると11−0のランで一気に引き離し、最終的に80-74で白星を飾った。



 茨城戦では、ジョンソンが23得点4アシスト3スティール、ブラックシアー・ジュニアが23得点6リバウンド2スティール、トレイ・ジョーンズが11得点4リバウンドを記録した。群馬は今月24日に、2026−27シーズンの開幕戦としてホームで同地区のアルティーリ千葉と戦う。



 茨城戦後の記者会見ではカイル・ミリングHCとジョーンズ、鶴巻が記者の質問に答えた。






カイル・ミリングHCの茨城戦後のコメント



ーー茨城戦の総括



観客が入るプレシーズンゲームの初戦として全体的には良かったかなと思います。また同時に、よくある最初の試合だったなと思います。というのも、両チームともファウルが多くなってしまったり、少しバタバタしてしまったりするシーンがあったかと思います。すごくいい部分もありましたし、まだまだ練習をしていかなくてはいけない部分もたくさんあると思います。また、試合中に選手たちが自分たちで成長するというか、自分たちで課題を解決してチームとして良くなっていた部分もあったかと思いますので、良いプレシーズンゲームだったと思います。



記者の質問に答えるカイル・ミリングHC©Basketball News 2for1


ーー昨季から継続した選手が多く、そこに鶴巻や優勝を経験したジョンソンが加入したが、どんなことを期待しているか



多くの選手が継続をしてくれたというところで、去年(昨シーズン)も成功したシーズンの一つだったと思います。けがに泣いたところもありますが、それもバスケットボールの一部なので仕方なかったのかなと。やはりわれわれは何かスペシャルなことを達成できるような去年だったと思っています。



そしてスタンリーとツル(鶴巻)が入ってきてくれて、彼らに何かスペシャルなことを、スパイダーマンやスーパーマンのようなスーパースターになってくれと要求しているわけではありません。スタンリーはスタンリーなので。特に彼にはゲームの終わりのところでゲームを締めるようなプレーを期待しています。ツルはいいサイズを持っていますので、誰でも守れるところやエナジーというところを加えてくれています。そういったところを合わせて、もう少しチームとしてステップアップできるようになっていければと思います。



ーーBプレミアになり、ルールやスケジュールなども変わった。それに伴いスタッフも増えたりしているが、一年をどのように戦っていきたいか



Bプレミアになってルールは変わりましたが、私としては大きな変更はないのかなと思います。もしかしたら、去年まで下位のチームだったところは外国籍選手を同時に使った戦法を取ってくるかもしれませんけども、いくつかの強豪チームはこれまでのやり方と変わらず、外国籍を使いすぎず、日本人プレーヤーもたくさんプレーに絡んでくるのではないかと思います。やはり、大きく変わったのはスケジュールの部分。バック・トゥ・バック(連戦)の部分が変わったところです。そこでの遠征が増えたり、試合の間隔が変わったりとメンタルの部分が変わってくるので、そういったところがシーズンを通して重要になってくるかなと思います。



スタンリー・ジョンソンの茨城戦後のコメント



ーー茨城戦の総括



こういった形でプレシーズンゲームをすることができて良かったと思います。私は本当にバスケットボールが大好きなので、このような5対5のプレーができたことをまず嬉しく思います。



この夏、自分たちはチームとしていい練習をしていたのですが、エージェー(エドゥ)や何人かの選手が少しの間いなかったので、なかなか5対5の練習ができませんでした。ここ最近彼らが戻ってきてくれてチーム内でようやく1週間くらい5対5の練習ができたところでした。



今日、こうやってプレーができて自分たちがやってきたことをしっかりと出せた部分もありましたし、まだまだ学んでいかなくてはいけない部分もあったと思います。ただ、私にとってそれが楽しい部分だと感じています。お互いを知って自分たちが何を思っているのかを話し合って、また今日のゲームで今シーズンどういった形になっていくのかというのも少しあったと思います。プロセスを踏むことができたことなども含め、とにかく今日は良いゲームだったと思います。



記者の質問に答えるスタンリー・ジョンソン©Basketball News 2for1


ーーBリーグで1シーズン過ごした中で、すごいと感じた選手はいるか



ここにいるブラックシアーやトレイ(ジョーンズ)は素晴らしいと思いましたし、ヴィック(ロー)や同じチームだったJB(ジャレル・ブラントリー)や馬場なども本当に素晴らしかったです。とても尊敬しています。ただ、今名前を言っていない選手もとても尊敬しています。



昨シーズン日本に来る前は、正直あまりリーグのことを知りませんでした。ですが実際に一年間戦ってみて、ここには素晴らしい選手がたくさんいると思っています。アメリカに帰ったときに早く決断をしたのもまたここに来たかったからですし、この日本のリーグでいい競争ができると思ったので、こうして日本に戻ってきました。



ーー昨シーズン優勝を経験してやり切ったという気持ちもあると思うのだが、この群馬で再び優勝を目指すということに対してどう気持ちを作ってきたのか



ここに来た理由として、「チャンスがあるから」ということがあります。コーチや戦術的にもそうですし、このクラブの組織として環境が整っていることなど、自分が一番ゲームにインパクトを与えるようなことができると思って、ここに来ました。昨シーズン、確かにチャンピオンシップまで戦えましたが、それはいろいろな過程を踏んで自分たちがやるべきことをしっかりとやったからチャンスを得ることができたと思っています。そのチャンスをまた得られている今の環境にとても感謝していますし、そういったチャンスに挑戦していると思って挑んでいます。



鶴巻啓太の茨城戦後のコメント



ーー茨城戦の総括



初めてのゲームというところもあって、なかなかシュートが入らなかったり、うまくチームでいいボールムーブができなかったりとか、そういう細かいところは(課題が)ありました。ですが、集中してディフェンスをし続けることができ、しっかり最後まで守り抜いた試合だったと思います。これからもっと攻めていけたらなと思います。



ーーチームの戦術に合わせるためにどんなことを意識しているか



もともとコアが出来ているチームに後から入るというのはなかなか難しいものがあるとは思うのですが、それに関してはしっかり選手同士でコミュニケーションを取ったり、コーチとコミュニケーションを取ったりして、そういうズレをなくしていくという作業を今している段階です。なので、これからもっともっと良くなっていくと思っています。



記者の質問に答える鶴巻啓太©Basketball News 2for1


ーーオープンハウスアリーナ太田で試合をして、声援を浴びてみての感想は



このアリーナは日本でもトップクラスのアリーナだと思っているので、その中でプレーできるというのはすごく嬉しいなと思いますし、群馬のファンの皆さんは本当に熱い方が多いなという印象がすごくあって。アウェイで来た時とかも、かなり全員で声を出して応援をしていて熱いなぁと思っていたので、それを今回自分がしてもらえる立場になってすごくやりやすかったというか、すごく励みになった。これからも応援していただけたらなと思います。



ーー今シーズンはどんな成長を目標としているか



タレントのある選手が本当すごく多いので、その中で自分のできるところ、例えばディフェンスを徹底的に磨いて相手のエースを止めきるくらいの気持ちでやっていきたいなと思いますし、(スペースが)空いたときのシュート、パスが回ってきたときに確実に決め切れるようにもっともっと練習していけたらなと思います。



(金野恵理)


情報提供元: バスケットボールニュース2for1
記事名:「 スタンリー・ジョンソン「インパクトを与えることができる」 Bプレミア初年度に群馬クレインサンダーズに加入した理由とは