東地区優勝M8とした宇都宮ブレックス 「自分の役割も少し変えながら…」比江島慎が語ったCSへの課題点とは
Bリーグ1部(B1)は4月4日と5日の両日に各地でレギュラーシーズンの第29節が行われ、東地区の宇都宮ブレックスはホームのブレックスアリーナ宇都宮で西地区の京都ハンナリーズと対戦した。
第1戦を快勝して迎えた第2戦。宇都宮は京都の激しいディフェンスに序盤から苦戦し、21−25と4点ビハインドで第1クォーターを終える。第2Qでは、鵤誠司が4アシストと攻撃のリズムをつくり、45−42で逆転して後半へと折り返る。第3Qは京都に逆転を許し、63−65と再び追いかける展開となったものの、第4Q序盤にギャビン・エドワーズ、グラント・ジェレット、比江島慎、D.J・ニュービルが得点し、14−0のランに成功。一気に京都を突き放すと、最終的には89−77で勝利。同一カードを連勝で終えた。
宇都宮は第2戦ではジェレットが3Pシュート5本を含む29得点を挙げ、シーズンハイを更新。ニュービルは3Pシュート3本を含む23得点3アシストを記録し、比江島は前半だけで17得点を含む22得点を挙げる活躍をみせた。第29節を終えた宇都宮は、東地区優勝までマジックを「8」とした。次戦は8日にホームで東地区のアルバルク東京と対戦し、11日と12日にアウェイで西地区の富山グラウジーズと対戦する。
京都との第2戦後の記者会見では、ジーコ・コロネルHCと比江島、ジェレットが記者の質問に答えた。
ジーコ・コロネルHCの京都戦後のコメント
ーー京都戦・第2戦の総括
京都もすごくいいプレーをし続けた時間帯もありましたが、自分たちが求めていた強度と遂行力を出せたので、そのおかげで勝利することができました。ですが、試合中は本当に分からないくらいアップダウンが激しかったというかそのような状態でしたが、最終的に勝つことができてよかったです。
ーー第2戦ではグラント・ジェレットが相手に対応しながらいいプレーを見せていたが、彼のパフォーマンスに対して評価はどうか
本当にジェレット選手というのは相手からするとすごくマッチアップしにくい、中からも外からも決めてくる選手なので。でも、それに対応するためにスイッチをしてくるチームが多いですが、彼の場合ミッドレンジもすごく得意な選手なので、本当に止めようがないというか、(シュート)タッチもいいですし、ほとんどの人がミスするようなシュートをミドルレンジでも決めてくる。すごく個のスキルが高い選手で、コーチとしては相手側ではなくてよかったなと思います。
ーー第3Qが終わるまで押されるような時間帯もあったが、終盤は修正が効いていた。今後を考えてそこはチームにとってプラスに働くと思うか
こういうふうにチャレンジが訪れるたびに、そこから自分たちが打開できればすごくいい経験だと思います。もちろん、何のチャレンジもなく簡単にシーズンが終わってプレーオフにいったときに、そのときに準備できていないとなりえますし、あとはもし本当にそんなチャレンジが何もないレギュラーシーズンなら、それはあまり良いリーグではないということ。基本的に自分たちは良いリーグでバスケットをしたいと思っているので、チャレンジがたくさん訪れて、それを自分たちで解決していかなければいけないと思います。
ーー久しぶりのホームコートでの試合はどう感じたか
長いこと家を空けて、滋賀からそのままマカオに行ったので、2週間家を空けている状態だった。マカオでは優勝することができたので素晴らしかったですし、ホテルも食べ物もよかったですし、本当にいい経験をさせてもらったと思います。(宇都宮は)少し暖かくなって22度になっている状況なので、やっとホームに戻ってこれて光栄です。
ーーEASLでの優勝は今にチームにどう生きているか、後押しになっているか
この質問については選手の方がわかっているかもしれませんが、本当にEASLで活躍して自信にはつながったと思います。とくに若い選手、若い選手がチャンピオンシップ(CS)とかで、昨年もですがCSで活躍したら自信もつきますし、大変な状況の中で自分が「できる」と考えられるようになる。昨日(第1戦)でニュービル選手が言ったように、自分と他の選手の違いはプレッシャーが与えられている状況でいいパフォーマンスができる、というふうに思っている選手は大体成功する、自信を持って成功すると思う。そういう(自信を持てる)選手がたくさん増えれば増えるほどチームもよくなっていくので、EASLで活躍、優勝したことによって自信のついた選手は何人かいると思います。
比江島慎の京都戦後のコメント
ーー京都戦・第2戦の総括
途中シュートがなかなか決まらない状況のときにディフェンスの方も崩れてしまいましたが、一回ディフェンスの方でしっかり修正してそこからいいオフェンスのリズムになったと思います。80点以下に抑えられたというのは、しっかり試合の中で修正できたというところも良かったと思いますが、でもまだまだ課題はあると思いますし、まだ試合は続くので、しっかり修正していきたいと思います。
ーー第3Qまで苦しい時間帯もあったが、チームの中でどのような声かけがあったか、どのような修正ができたか
シンプルに、チームの決めたルールを守れていなかったというか、(ディフェンスで)アンダーしてしまって、そこから崩れてしまうというところもあって、決められたルールをしっかり守るというところ。あとはリバウンドのところもやられていたので、そこさえできればオフェンスで流れがない中でもしっかり対応できるので、そういうところを話し合いました。
ーー次戦はアルバルク東京戦だが、どういう部分を脅威に感じているか。またそこにどう対応していきたいか
A東京戦はもうやることは決まっているし、そこをしっかり対処できれば。とはいえ相手はフィジカルですし、もしかしたらロースコアな展開になるかもしれないというところで、自分たちがペースを崩さないというところが大事だと思うし、相手は新しい外国籍がけがして戻ってきて調整段階だと思うのですが、けが人もいたりもするし、その中でしっかり勝ちきらないといけないゲームだと思っているので、そこはしっかり集中していきたいと思います。
ーー終盤戦、CSに向けてどのように戦っていきたいか
僕はよりシュートタッチを戻していきたいというか、でも今のところはいい感じに打てている感覚もあるので、そこさえ戻ればオフェンスの方のリズムはつかめていくと思う。自分がハンドラーになる時はしっかりハンドラーになるというところだったり、ハンドラーがいるならしっかりスペーシングを取りながら合わせたり、このラインナップで自分の役割というのも少し変えながら。そういったところも含めて最後自分たちの武器になるように、自分も合わせながらやっていきたいと思います。
グラント・ジェレットの京都戦後のコメント
ーー京都戦・第2戦の総括
タフな2連戦でしたが、一人一人チームの全員が貢献して勝利することができたので良かったと思います。
ーー今季最多の29得点。第2戦では第1戦よりも京都の守備の強度が上がったが、攻撃面で自身の意識やパフォーマンスはどうだったか
基本的に相手がゾーンやプレス、マンツーマンなどディフェンスを変えてくる中で自分だけでなくチームとして対応する。対応している中で空いている人にパスを出して、そこで決めきる、と考えていた。チームとしては基本的に対応し続けるという形でやっていました。自分のパフォーマンスに関しては、本当に相手に対応できた結果、チームメイトが空いているところにパスをくれて、自分で決められたので良かったと思います。
ーー今シーズンで宇都宮で4年目になるが、自身が成長できていると実感できている部分はあるか
成長できていると思います。個人的にはインサイド、アウトサイドをずっと練習してきましたが、たぶん自身がついてきたというのはあります。チームがほとんど同じロスターで4年かなやっているというところからくるかもしれません。
ーー同じチームに長くいることは珍しいが、居心地の良さは感じるか
人柄というか一緒にいて楽しいですし、家族ぐるみで仲もいいですし、本当にそこで居心地の良さを感じると思います。