中国の都市部で大流行したシェアサイクル事業が残した、数多くある「自転車の墓場」の一つだ。
打ち捨てられた自転車には、ハローバイク、滴滴、美団など、同国のシェアサイクル事業を独占した企業のロゴが見える。
アプリで解錠でき、どこにでも止められ、レンタル料も安いシェアサイクルは、2010年代半ばに中国の街路にあふれた。
だがシェア自転車はたちまち歩道を埋め尽くし、車道にもはみ出した。往来の邪魔になる場所に止めたり、植え込みに捨てたりする利用者もおり、当局や歩行者にとって頭痛の種と化した。
破損した大量の自転車は、修理されずに廃棄されている。都会で自転車に乗る行為は「環境に優しい」と思われがちだが、こうしたイメージとはかけ離れた光景が広がっている。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/04/23-12:53)
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記事名:「 空から見た「自転車の墓場」 中国、シェアサイクルブームの遺物 」