【ナイロビAFP=時事】バラク・オバマ元米大統領の祖母、サラさんが29日、ケニア西部で亡くなった。99歳だった。サラさんの娘がAFPに明らかにした。(写真はバラク・オバマ元米大統領の祖母サラさん)
 遺族の代理人によると、サラさんは1週間体調が優れなかったが、新型コロナウイルスの検査では陰性だった。オバマ氏はツイッターで、「私たちは彼女がいなくなってとても寂しくなるが、彼女の長寿と非凡な人生をたたえたい」と投稿し、サラさんを追悼した。
 サラさんは1922年、ビクトリア湖の岸にある村で生まれた。オバマ氏の祖父フセイン・オニャンゴ・オバマさんの第3夫人で、オバマ氏と血縁関係はないが、同氏から「おばあちゃん」と呼ばれていた。オバマ氏は大統領としてケニアを訪問した際、首都ナイロビでサラさんら親族と面会した。
 ケニアのウフル・ケニヤッタ大統領は29日、同国は「強く高潔な女性を失った。オバマ一族をまとめた家長で、家族の価値観の象徴だった」と表明。サラさんが自身の村で複数の開発事業を始めていたことから、サラさんは慈善活動によって今後も人々の記憶にとどめられるだろうと述べた。【翻訳編集AFPBBNews】

〔AFP=時事〕(2021/03/30-13:53)
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記事名:「 オバマ氏の「おばあちゃん」死去、99歳 ケニア