このチンパンジーたちがいるのは、首都プラハ北東のドブールクラーロベナトラベムにあるサファリパークと、南に約160キロ離れたチェコ第2の都市ブルノの動物園。
サファリパークでは、雄1匹と雌5匹のチンパンジーがサラダや草を食べながら大画面の前に座るのを楽しんでいる。
サファリパークの動物学者、ガブリエラ・リンハルトバー氏によると、最近はチンパンジーたちが動画に示す関心が弱まりつつあるものの、最初はナッツや果物を手に画面の前に並んで座るのが大いに気に入っていたという。
ブルノのチンパンジーたちがけんかをしたり餌をもらったりした時は特に興味がある様子で、「チンパンジーたちと、例えば映画館に行く人やテレビの前に座る私たちとの類似性は、とにかく非常に印象的だった」とリンハルトバー氏は語った。
両動物園は、毎日午前8時~午後4時(日本時間午後4時~翌日午前0時、チェコが夏時間になる今月28日からは日本時間午後3時~11時)にユーチューブでの配信も行っている。
リンハルトバー氏は、動物園に行けなくなった人間が動物たちを恋しく思うのと同じように、チンパンジーたちも寂しがっているのだと語る。「お客さまは(チンパンジーにとって)楽しませてくれる相手であり、学習や観察の対象でもあるのです」【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/03/29-11:00)
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