NASAのジェット推進研究所(JPL)で火星用ヘリコプターのチーフエンジニアを務めるボブ・バララム氏は、初飛行の日程について「今のところ、4月8日がベストだと思っている」と述べているが、多少前後する可能性もあるとしている。
バララム氏は、インジェニュイティには、ライト兄弟が1903年に地球初の動力飛行を達成した初号機の片翼に使用されていた布の端切れが積まれていることを初めて明らかにした。
インジェニュイティは初飛行で、秒速約1メートルで3メートルの高さまで上昇し、30秒間ホバリングした後、地表に戻る。火星の大気密度は地球の約100分の1で、得られる揚力は小さくなるが、重力は地球の約3分の1のため、必要な揚力は小さくなる。
飛行中には高解像度の撮影を行うことになっている。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/03/24-14:00)
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記事名:「 火星初のヘリコプター動力飛行、4月上旬に実施 NASA 」