【スクンAFP=時事】犬肉の取引禁止を強化しているカンボジアで4日、これまでに100万匹以上を処理してきた食肉処理場が閉鎖された。(写真はカンボジア中部スクンで、食肉処理場の犬を保護する動物愛護団体「フォー・ポーズ」のメンバー)
 首都プノンペンには犬肉を扱う飲食店が100軒以上あるが、生肉はすべて、今回閉鎖された食肉処理場で処理されてきた。
 同処理場の経営者、オック・モル氏(50)はAFPに対し、今後は犬肉の処理をしないと語った。
 オック・モル氏は、1995年の開業以来、事業は順調で、25年間で100万匹以上を処理してきたと説明。
 さらに、「自分も年を取り、犬肉の取引を大勢に批判されているので、廃業したい」と語った。「恥ずかしく思う」
 動物愛護団体「フォー・ポーズ」の推計によると、カンボジアでは年間200万~300万匹が食肉処理されている。
 フォー・ポーズ側が、食料品店の開業資金を援助すると申し出たことで、オック・モル氏と家族は廃業を決断した。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/03/05-10:54)
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記事名:「 犬の食肉処理場が閉鎖、25年で100万匹超を処理 カンボジア