聯合ニュースによると、メンタルヘルスのカウンセラーが、2月28日以降ピョンさんと連絡が取れていないと通報していた。警察が捜査を開始しているという。
ピョンさんは2017年に志願して入隊。2019年にタイで性別適合手術を受けた。国防省は、男性器がなくなったことを精神的または身体的な障害と判断し、軍の審査委員会が昨年1月に除隊処分を決定。
ピョンさんは同月、当初伏せていた実名を公表して軍服で記者会見に臨んだ。集まった報道陣を前に敬礼し、「私は大韓民国の兵士です」と涙ながらに語り、軍人になるのが子どもの頃からの夢だったと明かした。
さらに、「私もこの国を守る優秀な兵士の一人になれるのだということをみんなに証明したい」と涙をこらえながら話し、「どうか私にそのチャンスをください」と訴えた。
国際人権団体はこれまでも、韓国の同性愛の兵士に対する処遇に懸念を示してきた。韓国では、一般市民による同性愛行為は犯罪とは見なされないものの、兵士は禁じられており、発覚した場合は2年以下の禁錮刑に処される可能性がある。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/03/04-11:41)
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記事名:「 性別適合手術受け除隊処分の元兵士、遺体で発見 韓国 」