【AFP=時事】バレンタインデーの14日、ロシアのモスクワとサンクトペテルブルクで女性ら数百人が「人間の鎖」をつくり、収監された野党勢力指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の妻ユリア・ナワルナヤさんへの連帯と支援を表明するデモを行った。(写真はモスクワで花を手に「人間の鎖」をつくる女性たち)
 首都モスクワでは、氷点下13度の寒さの中、歴史あるアルバート通りに約300人の女性が集まり、1本の白いリボンを皆で手にして人間の鎖をつくった。サンクトペテルブルクでも同様のデモが行われ、参加した25歳の女性は「悪に勝つことができるのは、愛だけだ」とAFPに語った。
 両都市では夜、ナワリヌイ氏を支持するフラッシュモブ形式の抗議デモも行われ、市内の広場や集合住宅の庭で人々が光をともして参加した。
 モスクワの大統領府(クレムリン)に近いマネージ広場では、約50人が携帯電話のライトを点灯。市内南西部の公園では、愛犬を伴うなどした家族連れら30人ほどが地面に明かりを並べてハートの形を描き、ナワリヌイ氏の収監に抗議した。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/02/16-13:32)
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記事名:「 「悪に勝つのは愛だけ」 ロシア女性ら、バレンタインにナワリヌイ氏夫妻支援デモ