バイデン氏のエクササイズバイクは、米フィットネス機器のぺロトン・インタラクティブの製品。専門家らが米メディアに説明したところによると、自宅にいながらライブレッスンに参加するためのインターネット接続やカメラとマイクなど、ペロトンの主要機能の一部が、ホワイトハウスのセキュリティー上の問題になる可能性がある。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、バイデン氏はデラウェア州の自宅では、ウエートトレーニング、トレッドミルやペロトンのエクササイズバイクなどを使った運動を朝の日課にしていた。
新型コロナウイルス禍で自宅での運動が流行する中、ペロトンはフィットネス愛好家以外にも大人気となっている。
テキサス大学サンアントニオ校准教授でサイバーセキュリティー専門家のマックス・キルガー氏は米技術誌ポピュラーメカニクスに対し、インターネットに接続されていれば、たとえファイアウオールや不正侵入検知ソフトウエアが導入されていたとしても、非常に優秀で技術がある人物なら回避可能だと説明した。
「ペロトンを本気で安全なものにしたいなら、カメラとマイクとネットワーク装置を引き抜けばいい(中略)つまり、退屈なバイクになる」とキルガー氏は述べた。
米IT系ニュースサイト「ザ・バージ」が2017年に報じたところによると、元ファーストレディーのミシェル・オバマ氏はホワイトハウスでペロトンを使っていたが、カメラとマイクを外していたという。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/01/22-13:59)
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記事名:「 バイデン氏、愛用のエクササイズバイクと別れの危機? 」