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・積立投資と比べて短期間で大きなリターンになる可能性がある
・上昇局面にあるときは積立投資よりも有利
・目標となる基準価額がわかりやすい
<一括投資のデメリット>
・積立投資と比べて短期間で大きな損失を抱えるリスクがある
・すぐに手もとに残る投資資金(現金)が減る
<積立投資のメリット>
・損失のリスクを分散できる
・手もとに投資資金(現金)を残せる
・相場状況を見ながら柔軟に計画を調整できる
<積立投資のデメリット>
・上昇局面では一括投資と比べて不利になる
・資金管理や目標設定が複雑になりやすい
上記のメリット・デメリットを見比べて、ご自身や相場状況に合った手法を選びましょう。
ここからは、新NISAで200万円を一括投資するときの注意点をご紹介します。
成長投資枠には、1,200万円の総枠(非課税保有限度額)があります。仮に毎年200万円分のファンドで一括投資を行うと、6年目には総枠が埋まるため、売却するまでは新たな金融商品を購入できません。投資機会はいつ訪れるのかわからないので、総枠が埋まりそうになったら手放すファンドの目星をつけておきましょう。
200万円を一括投資すると、積立投資と比べて基準価額が下落したときの損失が大きくなる可能性があります。
たとえば、購入したファンドの基準価額が1ヵ月で10%下落したとしましょう。200万円を一括投資した場合は、この時点で20万円の損失(200万円×10%)を抱えることになります。一方で、毎月16万円ずつを投資する場合では、損失額を1.6万円(16万円×10%)に抑えられます。
株式相場の上昇局面がいつ下落局面に変わるのかは、誰にもわかりません。
堅実なリターンを期待する場合は、あらかじめ現実的な目標を立てておき、適切な売り時を設定することが重要です。相場によっては長期保有が適切とは限らないので、相場状況に合わせて利益確定と損切りを行う基準価額を設定しておきましょう。
新NISAで投資できるファンドの中には、相場状況によっては200万円の一括投資が有利になるものもあります。将来の値動きは誰にもわからないため、今後は積立投資のほうが有利な運用方法になる可能性があります。近年の相場状況やファンドを分析した上で、慎重に運用計画を立てましょう。
※過去の実績は将来の運用成果等を保証するものではありません。
※本記事は、2024年5月28日現在のものです。今後制度が変更になる場合もあります。
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