~ 旋削用インサート材種に新材種が登場 ~

 京セラ株式会社(代表取締役社長:谷本 秀夫、以下:京セラ)は、自動車、建設、産業機械などあらゆる産業で使用される鋳鉄加工用旋削インサートの新材種として「CA410K/CA415K」を開発し、本年5月20日(火)より発売しますのでお知らせいたします。

 本製品は、耐摩耗性と耐剥離性に優れた新コーティングと、靭性を高めた超硬母材を採用した鋳鉄の旋削加工用工具のメイン材種です。鋳鉄の切削加工では、高い耐摩耗性が求められるほか、黒皮や断続部が多く、高い安定性も必要とされています。そこで当社は、従来の鋼旋削用材種CA115P/CA125Pの基礎技術をベースに、鋳鉄加工に適した新しいコーティングと超硬母材を開発しました。

 

 

■本製品の特長

1. インサートのすくい面と逃げ面でコーティング特性を適正化。すくい面は特殊な表面処理技術で膜剥離を抑制し、逃げ面は高硬度の表面膜で耐摩耗性を向上。また、鋳鉄加工に求められる耐久性を追求し、コーティングの膜厚や密着力を向上。耐摩耗性・耐剥離性を向上。

 

2.  新開発の超硬母材には傾斜特性技術を採用し、表面側の靭性を向上させることで、コーティング付近のクラック進展、膜剥離を抑制し、長寿命かつ安定した加工を実現。

 

3.  CA410Kは連続加工、CA415Kは断続加工向けとなり、ブレーカも豊富にラインアップしたことで、幅広い加工領域への対応が可能。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202505148775-O3-3QZ0A2m7

 

 

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M108347/202505148775/_prw_PT1fl_9HUkh42J.png

 

 

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 強靭コーティングと高靭性母材で長寿命・安定加工 鋳鉄加工用CVDコーティング材種「CA410K/CA415K」を発売