無人ヘリコプター(大型ドローン)は、ガソリンエンジンで駆動するため航続時間が長く(60分~90分程度)、巨大化した西之島のような比較的広い火山島であっても、一定の安全距離を保った船からの離発着で観測を実施でき、操縦者の位置に依存しない衛星通信式の機体をツールとして検討しました。候補とした無人ヘリコプター「YAMAHA FAZER R G2」は、海底広域研究船「かいめい」から離発着可能で、操縦者は陸上の運用基地から衛星通信を介して送られるカメラ映像を見ながら遠隔操縦することができます。
文献1 Tada et al. (2021) Magnetization structure of Nishinoshima volcano, Ogasawara island arc, obtained from magnetic surveys using an unmanned aerial vehicle. Journal of Volcanology and Geothermal Research, 107349. DOI: 10.1016/j.jvolgeores.2021.107349