公益財団法人日本グローバル・インフラストラクチャー研究財団(所在地:東京都港区、理事長:中山幹康、略称:日本GIF)は、2025年1月31日(金)午後2時から、Zoomを利用したオンライン形式にて、丸紅株式会社の松井正氏(Marubeni Water Development and Investment Limited社長)を講師にお招きし、「中東の海水淡水化事業の現状」と題したセミナーを開催しました。
開催趣旨 中東地域では水資源が限られており、「海水淡水化」プラントが人々の生活を支える重要なインフラとなっています。この技術によって造水された水は、飲料水として利用されるだけでなく、都市緑化や農業の現場でも一部活用されるなど、多様な形で社会に貢献しています。 今回のセミナーでは、アラブ首長国連邦(UAE)在住で海水淡水化事業の開発及び履行業務を行っているMarubeni Water Development and Investment Limitedの松井正社長を講師にお迎えしました。 セミナーでは、海水淡水化技術の中東への導入、その変遷及び近年の効率化・大型化の進展、各国の状況、海水淡水化事業が直面する電力消費量低減・濃縮海水(ブライン)処理といった課題・取り組み状況、地域経済や社会課題への影響などについて、事業に従事している現地での経験を踏まえて解説していただきました。