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同梱する資料は点字を併記したものも用意
健康総合企業の株式会社タニタ(東京都板橋区、代表取締役社長・谷田千里(たにだ せんり))は、タニタの商品を使っている視覚に障害のある方(かた)を対象に、希望に応じて凸点(とつてん)シールを無償で配布する取り組みを2月20日より試験的に開始します。今回配布するのは、凸(とつ)になった小さな粒状(つぶじょう)のシールで、指で触れたときにボタンなどを識別しやすくする目印として使用できます。タニタお客様サービス相談室の電話窓口で申し込みを受け付けます。
グループ会社に寄せられた当事者の声を反映
今回の取り組みは、グループ会社の合同会社サウザンスマイルズ(以下、サウザンスマイルズ)が、視覚障害の有無に関わらず読みやすいニュースメディアを運営する中で集めた、タニタ商品に対する当事者の声を反映して実施します。タニタでは「Healthy Habits for Happiness」を企業スローガンとして掲げています。「健康習慣」をサポートする企業として、1人でも多くのお客様の健康づくりに寄り添うためには、新商品の開発だけでなく既存商品の使いやすさを改善することも大切だと考えています。そこで、タニタのCSR活動の一環として、サウザンスマイルズの協力のもと、今回の取り組みを実施することとしました。
タニタは約50年前から視覚障害者向けの商品を販売
タニタでは1970年代に視覚障害者向けの点字文字を使用したクッキングスケールを発売しました。1986年には計量した体重を音声で読み上げる「音声体重計」を販売、その後継(こうけい)モデルとして、操作手順や計測結果を音声で知らせる「体組成計(たいそせいけい)インナースキャンVoice」を販売しています。最近ではアニメやゲームなどとコラボレーションしたモデルも販売していますが、もともとは視覚に障害のある方(かた)に向けて開発した商品です。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202502174306-O2-9VyRV37O】
2021年に障害者差別解消法が改正され、2024年から事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が義務化されました。これに先駆けてサウザンスマイルズでは、ニュースメディア「thousandsmiles(サウザンスマイルズ)」を視覚障害当事者の協力を得て制作し、2022年から運用しています。同メディアは総務省「情報アクセシビリティ好事例2023」に選定されるなど、その活動が評価されはじめています。タニタにおいてもサウザンスマイルズと連携して新商品に当事者の声を取り入れるなど、新たな取り組みを開始しました。今後もタニタグループ一丸となり、世界の人々の心とからだの健康づくりをサポートしていきます。
■実施概要
対象者:タニタ商品を使っている視覚に障害のある方(かた)
配布物(はいふぶつ):凸点(とつてん)シール(6粒)
受け付け開始日:2025年2月20日
お問い合わせ先:株式会社タニタ・お客様サービス相談室
電話番号:0570-099655
受付時間:平日の午前9時から午後5時まで
※電話のみで問い合わせを受け付けます。
※本企画は社会福祉法人日本点字図書館にご協力いただいています。
※本リリースはニュースメディア「thousandsmiles(サウザンスマイルズ)」の表記方法にならい、主に視覚障害当事者が使用するコンピューター等の画面読み上げソフト「スクリーンリーダー」に対応した記載をしています。