【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202407012983-O23-5iykig1G】 出典:Adhikari S, et al., Nutrients. 2022;14(5):947 Burd NA, et al., Sports Med. 2019;49(Suppl 1):59-68. Kendler S. et al., Front Nutr. 2023;10:1118094. ※3歳より上を対象とした値を採用
Q 健康維持・増進に必要とされる自分の摂取量は? A 筋量や筋力の維持向上には、1日あたり、体重1kgに対して1.5gのたんぱく質を摂るのが目標です。例えば体重55kgの人なら55×1.5g=82.5gのたんぱく質を摂るのが目標。ところが現在、多くの日本人のたんぱく質摂取量は体重1kgあたり0.7〜0.8g程度と、目標の半分ほどにとどまっています。摂取量が1日あたり0.1g増えるだけでも筋肉量や筋力が増えることがわかっていますから、普段の食事や間食で積極的にたんぱく質を摂るよう、意識しましょう。 ちなみに、筋肉量や筋力を増やすためにはたんぱく質摂取とともにジムなどで重いバーベルを持ち上げるようなハードな筋トレが必要だと思っていませんか?実は、たんぱく質を十分摂取していれば、自宅で行う軽い筋トレはもちろん、通勤や通学、仕事や家事といった日常的な活動をするだけでも筋肉量・筋力を維持する効果が期待できそうです。活動的な生活を送れば、たんぱく質をプラスするだけで筋肉を維持・増加が期待できるのです。
Q どのような食品にどれくらいたんぱく質が含まれていますか? A 身近な食品のたんぱく質含有量を表にまとめました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202407012983-O26-5qu59QI2】 鹿屋体育大学スポーツ課程卒業後、川崎医療福祉大学助教授、米国コロラド大学客員研究員を経て、2003年より国立健康・栄養研究所(2015年より医薬基盤・健康・栄養研究所)に勤務。日本学術会議の会員を勤める。健康・スポーツ科学の研究者として、身体活動と食事が健康に及ぼす相互作用を生理学や疫学の手法を用いて明らかにする研究に取り組んでいる。厚生労働省の『アクティブガイド』や『健康日本21(第2次)』の策定に関わるほか、テレビや雑誌、各地の講演会など多方面で活躍。任天堂『Wii Fit Plus』の開発にもアドバイザーとして携わる。