65億消費者データポイントで、ビジネスを成功に導くブランド成長のフレームワーク 日本市場での活用も開始

合同会社カンター・ジャパン
2024年5月15日

 マーケティングデータおよびアナリティクスの世界的リーディングカンパニーであるカンター(KANTAR 本社英国、ロンドン)は、2024年5月14日(火)日本時間午前0時、過去10年間の世界の65億以上の態度データおよびショッパーデータを分析、ビジネスを成功に導く「ブランド成長のためのブループリント(英文正式名称:Blueprint for Brand Growth)」を発表しました。当フレームワークは、本社の発表と同時に日本オフィスでも導入を開始し致します。
 グローバルカンター及びカンター・ジャパンは、ブループリントのフレームワークを用い、世界で通用する強いブランドの構築において引き続きクライアントの皆様にサービスを展開して参ります。

ブループリント概要
長期間で培ったデータ及び調査を経て、カンターはビジネス成長の基となるブランド成長を促進する主要因を実証、そしてブランドの未来形成プロセスにおいて、ブランドを司るマーケターの意思決定に推奨すべき3つのフレームワークの作成に至りました。
カンターブループリントは、 カンターの専門家、業界リーダー、そしてカンター独自のブランドZ (BrandZ) とカンターワールドパネル(KANTAR Worldpanel)のデータを用いた最先端のアナリティクスのコラボレーションから生まれ、「マーケティング担当者がどのようにすれば成長を促進できるか」という問いに焦点を当て作成されたものです。このカンターブループリントでは「意義ある差別性を備えたブランドは、より多くの人々に使ってもらうようになり、市場シェアを高め成長する」ことを証明しています。「意義ある差別性」を兼ね備えたブランドは、(そうでないブランドに比べ)現在から2年後のブランド浸透における競合優位性は5倍*になります。そして、このブループリントでは市場で勝つ要素として3つのフレームワークを呈示しています。 * 高いブランド(上位3分の1)と低いブランド(下位3分の1)の比較

市場で勝つ3つのフレームワークとは
・ より多くの人の心を惹きつけるブランドを作る: ブランドとの経験やコミュニケーションは、意義ある差別性を築き、ブランドの想起性を高めます。最適に実行された場合、数量シェアは9倍、平均販売価格は2倍、将来的にシェアが拡大する可能性は4倍となります。
・配荷や販促でブランドの存在感を高める:店頭や販促により、常に市場で存在感を示すことができているブランドは、そうでないブランドと比べ、購入者を惹きつける力は7倍になります。
・ブランドの戦い方である市場を再定義し新しいターゲットを増やす:イノベーションや配荷の拡大とコミュニケーションの拡大を通じ、拡大可能な新しいスペース(動機、機会、カテゴリー、サービス)を見つけることができたブランドの成長可能性はそうでないブランドの2倍となります。ブランドの利用オケージョンを10%増やすと、売上は17%増加します。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202405130658-O1-31kxvaXQ

持続的なビジネス成長を見据えたブランド成長を
カンターブループリントは、ブランドがどのように成長するかに関する既存のマーケティングフレームワークに基づき構築、発展させたカンター独自のブランドを成長のためのフレームワークです。市場浸透率を高めることは重要ですが、一方で浸透率だけではブランド、収益、利益率のいずれの観点においても、持続的成長を総合的に推進するには不十分なのです。カンターの分析は、プライシングパワー(より高く買ってもらう力)を維持するだけではなく、消費者とブランドとの間に強い精神的な結びつきを形成する上で、単なる独自性ではない「差別性」が果たす役割を強調しています。
カンター ソート・リーダーシップ エグゼクティブ・ヴァイス・プレジデント、ジェーン・オスラ(EVP、Jane Ostler)は、ブループリントの紹介にあたり、次のようにコメントしています:

「当社のブループリントは、戦略的マーケティング理解の新たな基準を打ち立てるものです。このフレームワークにより、すべてのマーケティング担当者は、自社ブランドの競合ポジショニングを評価し、戦略的対応とマーケティング投資の優先順位を策定することができます。

今回初めて、10年にわたるブランド意識調査と実際の消費者行動を組み合わせ、マーケティングが成長に与える具体的な影響を総合的に理解出来ました。広告要素の中でも、感情的なつながりが極めて重要であることがわかります。最適化された場合、差別性が構築され、消費者がブランドに惹きつけられ、売上とロイヤルティが向上します。

私たちの市場で勝たせる3つのフレームワークークは、チーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)にとって直感的になじみのあるものでしょう。そして今、これらのフレームワークは、ブランドと収益の成長にどのような影響を与えるかという定量的な証拠に裏打ちされています。戦略の焦点を絞り、最もインパクトのある活動の予算を確保するために利用できる普遍的な真実です。」

ハイネケンのグローバル・コンシューマー&マーケット・インサイト・ディレクター、トニー・コステラ(Tony Costella)は次のようにコメントしています:

「ハイネケンでは、カンターのブランドガイダンスシステム(ブランドトラッキング調査システム)を用い、意義ある差別性に基づくブランド管理をここ数年取り組んできました。これは、私たちのブランドでどのように成長を促進できるかを正確に理解するのに役立ちました。 ハイネケンのようなブランドは、世界各地の市場によってブランドのライフステージが大きく異なります。そこで私たちは、カンターが持つMDS※フレームワークを用いることで、意義ある差別性のドライバーを明確にし、特定の消費者グループを理解し、そのグループとつながることができました。これにより、さまざまな市場でブランドの成長を実現することができます。」
※MDSフレームワーク:ブランドエクイティを高めるための要素として、意義性Meaningful、差別性Different、想起性(Salience)と定義し、これらを測定し続けることでブランドエクイティの現在地と今後の意思決定を検討するためのカンターが提唱するブランドマネジメントフレームワーク。意義性は好意とニーズ合致度合い、差別性は先進性及び他ブランドとの違いの度合いから成る。

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【カンター(KANTAR)について】:
カンターは、本社を英国ロンドンに置き、エビデンスに基づいたインサイトで世界をリードするマーケティングリサーチ・コンサルティング会社です。私たちは、「人」の理解を通じてクライアントであるお客様のブランドの成長を戦略的にサポートする会社です。変化の激しい市場環境下でどのように自社ブランドを継続的に成長させられるのか、専門インサイトチームが皆様のブランド育成のお手伝いをいたします。www.kantar.com
【カンターブランドZ(KANTAR BrandZ)について】:
ブランドZは、ブランド価値を評価する際の世界的な通貨であり、ブランドの業績への貢献度を定量化しています。カンターが毎年発表するグローバルおよびローカルブランドの評価ランキングは、厳格に分析された財務データと広範なブランド・エクイティ・リサーチを組み合わせたものです。1998年以来、BrandZは54市場、20,000ブランド、420万人の消費者へのインタビューに基づき、ブランド構築に関する洞察をビジネスリーダーと共有しています。www.kantar.com/campaigns/brandz/global

Kantar BrandZ Most Valuable Global Brands レポートは、最も決定的で強固なランキングです。どのようなブランドであっても、ビジネスの成長を後押しする力は、そのブランドが顧客にどのように認識されているかにかかっています。消費者の意見に基づいたKantar BrandZ の分析により、企業は市場におけるブランドの強みを特定し、長期的に価値を高める方法について明確な戦略的指針を提供することができます。ランクインしたブランドは、以下の参加資格を満たしている必要があります:証券取引所に上場している企業、または財務内容が公開されている非上場企業が所有しているブランドであること。
ユニコーンブランドは、直近の評価額が公開されております。  

【カンター・ジャパン会社概要】
-      社名:合同会社カンター・ジャパン 
-      本社:東京都渋谷区代々木2-1-1 新宿マインズタワー6F
-      事業内容:市場調査・コンサルティング
-      マネージング・ディレクター 佐々木 亨
-      ウェブサイト:www.kantar.jp

 

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 KANTAR カンターブループリント(Blueprint for Brand Growth)を発表