SN Techでは、液晶パネルの製造で使用される現像液の回収・再生事業に2008年から取り組んできました。本事業では、これまで培ってきた技術力とノウハウを生かし、より高度な電解・精製技術を必要とするTMAHの再利用とそのモデルケースの確立に取り組みます。本事業を通じた半導体製造工場のTMAHや水の再利用と安定調達、エネルギー削減により、コスト競争の激化が続く半導体事業における収益性改善と、世界中の企業が対応を迫られている持続可能な環境配慮ビジネスモデルでの実現が期待されます。今後は、日本国内で年間10,000トンの高純度現像液を製造する計画です。今回のビジネスモデルをモデルケースとし、国内のみならず海外に向けての展開も視野に入れ、半導体関連事業の拡大を目指します。 NAGASEグループは、ものづくりの課題を素材(マテリアル)で解決することを通じて、人々が快適に暮らせる安心・安全で温もりある社会の実現に貢献してまいります。