「障害者差別解消法は民間企業の義務等を定めた法律であり、特に小売業などのB to Cビジネスを行う企業などには影響が大きいものであるにもかかわらず、企業としてどのように対応すればよいか等を解説した実務的な本がないと感じていました。そこで、本書籍では、障害者差別解消法の全体像を解説するとともに、具体例を多く記載してどのような対応が望ましいかをわかりやすいようにしました。実務への対応に悩んでいる企業の方や、これまで同法の存在・内容を知らなかった皆様にぜひ読んでいただきたい内容となっています。また、本書籍は企業としての視点を盛り込んだ形にしていますが、企業と障害者、行政機関等と障害者、をそれぞれ対立構造で捉えるものではなく、いずれの当事者も社会の一員としてどのように振る舞うことが望ましいのか、お互いに認め合うとはどのようなことなのか、といった視点で書いています。民間企業の方だけでなく、同法により義務を負っている行政機関等の方やさらには、障害当事者の方にも読んでいただけるよう、簡単な表現でわかりやすく解説しています。是非多くの方にご覧頂き、関係各所にてお役に立てれば幸いです。」