ゼリ・ジャパンのZERIとはZero Emissions Research and Initiativeの略で、これを自然に倣って「廃棄物ゼロの社会を作ろう」という理念で、2001年にできたNPOです。最近ではブルーオーシャンプログラムを始めています。これまでゼリ・ジャパンでは、2021年のドバイ万博にて2025年大阪・関西万博の告知キャンペーンを実施するなど活動をしてまいりました。2025年大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」ですが、いのち輝く未来社会は地球の7割を占める海がいのち輝いていて、持続可能でなければなりません。海洋プラスチック問題、漁獲量の問題、珊瑚の問題など、これらの海洋問題について「万博を契機に考えよう」ということで、ゼリ・ジャパンは2025年大阪・関西万博で「ブルーオーシャンドーム」というパビリオンを建設します。総合プロデューサーに日本デザインセンターの原研哉さん、建築プロデューサーに坂茂建築設計の坂茂さんに引き受けていただき、紙や竹、炭素繊維などを使い、3つのドームから形成されるパビリオンを計画中です。私が特にお伝えしたいのがドームCについてです。さまざまな企業と団体に活用していただき、ドームCをコミュニケーションポイントとして、叡智を集めながら、情報を発信し、ビジネスや具体的な行動に繋げていきたいと考えています。日本はプラスチック汚染と海の持続的な活用、漁業、観光、船、いろんな切り口から海のストーリーを作っていくべきであり、万博を機にみなさんと海洋問題の改善を、推進していければと考えています。
ゼリ ・ジャパンは、資源とエネルギーを循環再利用し、廃棄物を0に近づける「ゼロ・エミッション構想」(ZERI:Zero Emissions Research and Initiative)を出発点として、日本における環境教育の啓発と実践、産業クラスター(連環)の構築、会員企業への情報提供や技術指導などを行い、循環型社会を実現するために2001年に設立されたNPO法人です。