温室効果ガス排出量の削減と地域社会との共存に向けて 血圧計の主要部品の国内調達を開始

オムロン ヘルスケア株式会社（本社所在地：京都府向日市、代表取締役社長:岡田 歩、以下当社）は、2023年7月から松阪事業所で生産する血圧計の部品における国内での調達を強化します。今回調達を開始したのは、血圧計の主要部品であるグランドハウジング、LCDホルダ、モジュールベースの3つです。従来、これらの部品は中国で調達していましたが、三重県松阪市に生産工場をもつメーカーから調達します。今回の取り組みによって、部品輸送工程の短縮や保管場所の削減が実現し、約3.4トン*1 のCO2排出量削減が見込まれます。
*1 当社試算による

オムロングループでは、長期ビジョン「Shaping the Future 2030（SF2030）」におけるサステナビリティ重要課題として「事業を通じた社会的課題の解決」と「脱炭素・環境負荷低減の実現」を設定し、カーボンニュートラルの実現に取り組んでいます。2030年度までにオフィス・工場から排出されるGHG（Scope1、2）を2016年度比で65%削減することを目標にしています。また、当社は2022年6月には国内向け電子体温計の個装箱を、従来のプラスチック製から紙製の環境配慮仕様に変更しました。さらに、今回の取り組みを通じて、地域で消費されるものを地域で生産する「地消地産」を加速していきます。

松阪事業所は、2022年より温室効果ガスの排出削減の取り組みを開始し、2023年4月からは事業所内にエネルギー消費量の可視化システムおよび空調・照明制御システムを導入し、エネルギー生産性向上の取り組みを進めています。また、「地域との共存」をコンセプトに、事業所の緑化など緑地環境の整備や三重県産の木材を使用した備品の導入などに積極的に取り組んでいます。

当社は、今回の取り組みを通じて近隣の企業との連携を一層強化し、世界130以上の国・地域に健康医療機器を提供する企業の社会的責任として、脱炭素時代にふさわしいサステナブルなサプライチェーンを実現していきます。これらの取り組みを通じて、当社のミッションである「世界中の人々の健康ですこやかな生活への貢献」を三重県松阪市から実現できるようチャレンジしていきます。

■松阪事業所の概要
生産ラインの自動化など、最先端のものづくり技術を導入し、中国やベトナム、ブラジル、イタリアのグローバル生産拠点へ発信する、オムロン ヘルスケアの生産戦略拠点。事業所の緑化など緑地環境の整備や地域の木材の活用による森林資源循環利用などにも積極的に取り組んでおり、2021年11月には経済産業省が主催する「緑化優良工場等表彰制度（通称：全国みどりの工場大賞）」において、「日本緑化センター会長賞」を受賞しました。2022年7月には三重県「木づかい宣言」事業者として登録し、三重県産木材の活用で「森林資源循環利用」へ貢献しています。

所在地：三重県松阪市久保町 1855-370
主な生産品：家庭用血圧計、医家向け血圧計、電子体温計、ネブライザ など

【画像：https://kyodonewsprwire.jp/img/202307287591-O1-jQ2zwVXe】

オムロン ヘルスケア松阪事業所

 
【画像：https://kyodonewsprwire.jp/img/202307287591-O2-I8RirrK8】

「全国みどりの工場大賞　日本緑化センター会長賞」を受賞。
敷地に桜並木や、ウォーキングロードを設置するなど、事業所内の緑化に取り組んでいます。