本プロジェクトでは、回収装置の設置に必要な資金を調達するため、ブルーバックス・アウトリーチ(運営:株式会社講談社)を通じたクラウドファンディングに参加し(※)、締め切りまでに必要な支援が集まり目標金額(60万円)を達成することができました。 回収装置導入・設置は、TMエルデの支援を受けました。「Bottle to Bottle」を促進させるために、ペットボトル回収時に環境省が推進する環境活動ポイントプログラム「エコ・アクション・ポイント」を付与すること、回収装置のデザインに特徴を持たせることで、OIC構成員への資源循環に関する啓蒙を行います。 さらに本活動を広く認知させるため、2023年5月21日にOICで開催される大学と地域の交流イベント「いばらき×立命館DAY 2023(OIC EXPO)」に本プロジェクトに協力する学生団体「Bottle to Bottleプロジェクト」が出展予定です。
Bottle to Bottleとは、使用済ペットボトルを原料化し再びペットボトルとして再生利用する取り組みです。これは、プラスチックの資源循環やCO2削減、海洋プラスチックごみ問題解決に貢献すると考えられています。 ペットボトル回収・再生の取組は各地で既に行われていますが、回収時にラベルがはがされず蓋が付いたまま回収されることが多いため、回収後、再度ペットボトルに再生される割合は約2割に留まっています。この再生比率を上げペットボトルを資源循環させる必要があります。 中村教授と学生団体「Bottle to Bottleプロジェクト」は、この活動を促進するために、大阪いばらきキャンパスでペットボトル回収実験や啓蒙活動を行ってきました。今回のクラウドファンディングでは、大阪いばらきキャンパス内に専用回収機(リバースベンディングマシーン)を導入し、回収したボトル数やCO2削減効果を見える化し、大学内で学生・教職員が環境に興味を持つ機会を創出し、大学内でのリサイクルシステムの構築を目指します。
■学生団体「Bottle to Bottleプロジェクト」 使用済ペットボトルを原料化し再生ペットボトルとしてリサイクルする(水平リサイクル)仕組みを大学内に構築するために2021年から活動中。 <メンバー> ・8名(経営学研究科院生、経営学部学生) <活動内容> ・キャンパス内にペットボトル回収箱を設置し回収実験を行う ・ペットボトル再生に関わる企業との交流や工場視察 ・ペットボトル水平リサイクルに関わる学習ツアーの開催