働く理由で多いのは「生活を守るため」。不安に思うことで最も多いのは「収入が少ない・支出が多いこと」。

2023年4月18日
株式会社スタジオテイル

 

「みんなの転職『体験談』。」( https://min-ten.com )は、20代から50代の女性を対象とした「これから先の働き方」についてのアンケートを実施しました。

 

調査結果から確認できる女性の望む働き方・生き方の傾向について、アンケートで頂いたコメントとあわせて紹介します。

 

アンケートテーマ 「女性の望む働き方について」

集計期間:2023年3月30日~2023年4月10日

回答者:20代~50代の女性(全400名 20代:52名 30代:147名 40代:128名 50代以上:73名)

アンケート詳細:https://min-ten.com/guide/guide_15972/

 

 

「働きたい / 働きたくない」どちらの気持ちがより強いかでは、「働きたい」が73%

 

女性の方への「これからも働き続けたいですか?」という質問に対して、「どちらかというと働きたい/働きたくない」方々それぞれの割合は、以下のとおりでした。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202304174968-O1-E95yTR0A

「どちらかというと働きたい」と回答した人は全体の73%、「どちらかというと働きたくない」と答えた人は27%でした。7割以上の人は、今後も働きたいという気持ちのほうが強いことが分かります。

 

「働きたい」と答えた方の中にも、心のどこかで仕事を辞めたいと感じている方がいるかもしれません。あえてどちらかを選ぶとすれば「働きたい」という気持ちが上回っていると捉えることもできるでしょう。

 

 

女性の未婚・既婚別「働きたい / 働きたくない」割合

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202304174968-O2-18MWBeyR

 

女性の定職の有無別「働きたい / 働きたくない」割合

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202304174968-O3-9xWAT6ux

 

 

女性の世帯年収別「働きたい / 働きたくない」割合

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女性の年代別「働きたい / 働きたくない」割合

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202304174968-O5-h7O972qx

 

年代別の結果では、年齢が上がるほど「働きたい」という回答が増える傾向が見られました。

50代以上の方々は、約8割が「働きたい」と答えています。

 

年齢が上がるにつれて、自身や家族が定年退職を迎えた後の人生設計について考える方の割合が増えていくことが推測されます。

 

 

2)女性の「働きたい」理由で多いのは、「現在~将来の暮らしを守るため」

 

次に、「働きたい」と答えた女性の方(294名)を対象に、働き続けたい理由を質問しました。

なぜ今後も働き続けたいと回答したのでしょうか。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202304174968-O6-4Cwvp75b

 

最も多かった回答は「現在の生活を維持するため」で、働き続けたいと回答した方のうち33%を占めています。

他にも「将来または老後の蓄えのため」「家族を養っていくため」といった理由を合わせると、金銭面を理由に挙げた方の割合は63%に達していました。

 

 

女性の年代別の「働きたい」理由

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「働きたい」理由を年代別に見ると、全ての年代で「現在の生活を維持するため」と回答した人の割合が3割を超えていました。

一方、「将来または老後の蓄えのため」と答えた方が最も多かったのは40代、「有意義な時間・人生を求めて」という回答が最も多かったのは50代以上という結果が出ています。

 

 

「働きたい」と答えた女性は、何歳まで働きたいと思っている?

 

では、働きたいと答えた女性の多くは、具体的に何歳頃まで働きたいと考えているのでしょうか。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202304174968-O8-19392suj

 

最も多かった回答は「65歳くらいまで」で、全体の27%を占めていました。公的年金の支給開始年齢にあたることから、年金の受給年齢を1つの区切りと考えている方が多いことが推測できます。

 

ただし、70歳くらいまでと答えた人が15%、70歳以上と答えた人が18%と、合計で33%もの人が年金受給年齢に達した後も働きたいと回答しています。

 

 

3)女性の「働きたくない」理由で多いのは、「自分の時間」と「健康上の理由」

 

次に、「どちらかというと働きたくない」という回答の理由を見ていきます。「働きたくない」と答えた方のうち、理由として挙げられていたものの割合は下図の通りです。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202304174968-O9-9dTL747S

 

最も多かった理由は「自分の時間を大切にしたいため」で、回答全体の30%でした。

一方で、「趣味・余暇を楽しみたいため」との回答は12%に留まっていることから、「自分の時間を大切にする」ことの意味合いに幅があることが窺えます。

 

また、「怪我・病気そのほか健康上の理由」が2割近くに達していることから、体調面も今後の働き方に少なからず影響を与えていることが分かります。

 

 

女性の年代別の「働きたくない」理由

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働きたくない理由を年代別に見ると、「自分の時間を大切にしたい」という回答の割合が最も高いのは20代でした。

反対に、50代以上では「怪我・病気そのほか健康上の理由」が最も多く40%に達していました。

 

 

4)女性の「これからの働き方・生き方」で望んでいること

 

アンケートでは、これからの働き方や生き方についても尋ねました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202304174968-O11-tRg6ueeq

 

最も高い割合を占めていた回答は「無理のないペースで働いていたい」で、全体の15%でした。

他にも「仕事と家庭をバランスよく両立したい」が13%だったことから、仕事一色の生活にしたくないと感じている方が多いことが見て取れます。

 

一方で、「仕事にやりがい・楽しみを見つけたい」「当面は仕事に専念したい」との回答が合わせて20%にのぼっており、今は仕事を頑張りたいという考え方の方も少なくないことも窺えます。

 

 

女性の年代別「これからの働き方・生き方」で望んでいること

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これからの働き方・生き方を年代別に見た場合、最も多かった回答は次の通りです。

 

・20代:スキルを身につけたい・高めたい(19%)

・30代:仕事と家庭をバランスよく両立したい(17%)

・40代:無理のないペースで働いていきたい(23%)

・50代以上:仕事と家庭をバランスよく両立したい/当面は仕事に専念したい(いずれも14%)

 

年齢を重ねるごとに、働き方と健康・暮らしとのバランスに対する関心が高まっていく傾向があります。

 

 

女性の年代別「これからの働き方・生き方」で望んでいることのコメント抜粋

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107556/202304174968/_prw_PT1fl_nh6gFFTY.png

「仕事と家庭をバランスよく」と一口にいっても、家庭内の事情はさまざまです。親の介護のためという人もいれば、子どもやパートナーと過ごす時間を大切にしたいという人もいます。

仕事も人生の一部であることは間違いないので、「仕事だけ」「家庭だけ」といった捉え方ではなく、どの役割においても誠実にありたいという思いを抱いている方が多いようです。

 

 

5)女性の「これからの働き方・生き方」で不安や不満に感じていること

 

アンケートでは、今後の働き方・生き方について不安に感じていること、不満に思っていることも質問しました。回答の結果は以下の通りです。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202304174968-O13-U8p6UPlQ

 

最も多かった回答は「収入が少ない・出費が多いことへの不安・不満」で、全体の19%を占めていました。

 

「働き続けたい理由」の質問では全年代で3割以上の方々「現在の生活を維持するため」と答えていたことを踏まえると、経済的な問題に対する不安・不満を抱えている方が数多くいることが分かります。

 

このほか、上位を占めていた回答として「家事・子育てで時間が取れない」「自分の望む働き方が出来ない」などが挙がりました。

 

 

女性の年代別「これからの働き方・生き方」で不安や不満に感じていること

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202304174968-O14-38pCMjXL

年代別に見た場合、最も高い割合を占めていたのは次の回答でした。

 

・20代:収入が少ない・出費が多い

・30代:家事・子育てで時間が取れない

・40代:家事・子育てで時間が取れない

・50代以上:収入が少ない・出費が多い

 

家事や子育てが多忙になりやすい時期には時間の問題を抱えやすい一方で、時間が確保できれば問題が解決するとも言い切れない実態が浮かび上がってきます。

子育て世帯の方は、育児が一段落した後の働き方や収入源についても見通しを立てておく必要があるでしょう。

 

 

女性の年代別「これからの働き方・生き方」で不安や不満に感じていることのコメント抜粋

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107556/202304174968/_prw_PT2fl_j5t4nW2t.png

今後も働いて収入を得たいという方がいる一方で、さまざまな制約や条件によって思い通りの暮らしを実現するのが難しいと感じている方も多いことが伝わってきます。

将来への見通しを立てようにも、解決策が見つからないというケースもあるようです。

 

 

6)「望む働き方・生き方」に向けて行動をしている人たちの紹介

 

最後に、自身が望む働き方・生き方の実現に向けて、実際に行動している方々のコメントを紹介します。

今後の働き方や生き方を考えていく上で、何らかのヒントを得られるかもしれません。ぜひ参考にしてください。

 

 

自分に合った働き方の模索

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【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107556/202304174968/_prw_PT3fl_XUP19XE9.png

3名の方々は自分に合った働き方を模索した上で実際に行動してきたことが窺えます。

転職など環境を変える際にはリスクも伴うため、安易に決断できることではありません。

 

しかし、自分に合った働き方についてじっくりと考えた末に「環境を変えたほうがよい」という結論に至ったのであれば、思い切って行動してみるのも1つの方法でしょう。

 

 

将来への計画立て

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【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107556/202304174968/_prw_PT4fl_1l8grk8e.png

 

「自然豊かな地で暮らそう」「ライフプランを立ててみよう」「ローンの返済シミュレーションをしておこう」といったように、3名の方々は将来に向けた計画をより具体化していることが分かります。

 

実際、お金の問題に関してはシミュレーションやライフプランを実行したことで気持ちの面で楽になったという声が聞かれます。

まずは今の時点でできることを行動に移していくことで、悩みを解決するための糸口が見つかる場合もあるでしょう。

 

 

「いま、現在」への楽しみややりがい

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【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107556/202304174968/_prw_PT5fl_2WnDJd25.png

3名の方々に共通しているのは「いま、現在」の時点で取り組みたいこと・やりがいを感じることに注力している点です。

「結局のところ、自分は何がしたいのだろう?」と自分の気持ちに向き合った結果、やるべきことがシンプルになっていたのでしょう。

 

将来は、1日1日の積み重ねで作られていくものです。「〇〇しないといけない」という思いに囚われてしまうと、自分自身の今の気持ちや欲求を押し殺してしまいかねません。

ご自身の「〇〇したい」という気持ちに目を向けることも、幸せや生きがいを感じるうえで、大切なことでしょう。

 

 

まとめ)将来に目を向けつつ、今を充実させるための手段を模索すること

 

「女性の活躍推進」といった目標が掲げられているとはいえ、「今後も働き続けられるか?」「働き続けたいのか?」といった思いや事情は人によってまちまちです。

 

今回紹介したデータやコメントからも、多くの人が「本当は〇〇したい」という思いを抱えていることが分かります。

これからの働き方について悩んでいた方の中には、悩みを抱えているのが自分だけではないと感じた方もいるのではないでしょうか。

 

6章で紹介した9名の方々のコメントからは、将来に対する不安や現状への不満を抱えながらも、少しでも今を充実させようとするひたむきな思いが伝わってきます。今回紹介した方々のコメントが、皆さんの将来をより良くしていくきっかけになれば幸いです。

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 「これから先も、働き続けたい」女性は73%。女性の望む「働き方・生き方」とは?400名のアンケート結果