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株式会社電通デジタル
株式会社電通デジタル(本社:東京都港区 代表取締役社長執行役員:瀧本 恒 以下、電通デジタル)は、2022年12月に発表した広告クリエイティブ制作のプロセスをAI活用によって革新する「∞AI(ムゲンエーアイ)」※1において、GPT-4の実装を行い、社内にて試験運用を開始しました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202303224127-O1-qpO88zqj】
2023年3月16日にOpenAI社より開発・公開された次世代言語モデル「GPT-4」は、パラメーター数(AIの性能を測る指標)が前バージョンのGPT-3の1750億個を大きくしのぐ、最先端のAIです。
この度のGPT-4の実装により、「∞AI(ムゲンエーアイ)」の広告クリエイティブ制作における4つの工程のうち「訴求軸発見」「クリエイティブ生成」機能の性能が大幅に改善されました。
<GPT-4の実装による「∞AI(ムゲンエーアイ)」の改善内容>
① 訴求軸発見
言語処理能力自体の大幅な向上により訴求軸の抽出量、抽出精度、分類精度が改善しました。
② クリエイティブ生成
得られた訴求軸をもとに、コピーの自動生成の精度、柔軟性が改善しました。
現在公開されているGPT-4のAPIはテキストの認識・生成までとなりますが、GPT-4はマルチモーダルなAI(様々な種類の情報を利用し高度な判断を行うAI)と言われ、これまで認識・生成が可能だったテキストに加え、画像・動画・音声の認識や生成が可能になると期待されています。今後公開されるこれらのAPIを「∞AI(ムゲンエーアイ)」に実装することにより、画像認識の精度向上によるバナーの効果予測精度向上や、画像生成によるバナーの自動生成の機能の実現が可能になる予定です。
「∞AI(ムゲンエーアイ)」は、電通デジタルと株式会社電通が構成する国内電通グループの横断組織「電通クリエイティブインテリジェンス」※2の取り組みの一環として、当社AIスペシャリスト※3の監修や電通グループのAIカンパニーであるデータアーティスト株式会社が開発に関わったソリューションであり、GPT-4のようなマルチモーダルAIの登場を想定し、開発されました。今後も様々なAIの開発・公開が予想されますが、これまでの知見・実績を活かし、最先端のAIソリューションとなるべくシステム・運用フローを強化してまいります※4。
※1:電通デジタル、広告クリエイティブを革新する 「∞AI(ムゲンエーアイ)」を開発 (2022年12月19日発表)https://www.dentsudigital.co.jp/news/release/services/2022-12190-000064
※2:電通デジタルと電通、AIの活用による「創造力の拡張と広告クリエイティブの効果最大化」に向けて東京大学AIセンターと共同研究を開始(2022年9月1日発表)https://www.dentsudigital.co.jp/news/release/services/2022-0901-000041
※3:電通デジタル社員、国際的AIコンペティション「NBME - Score Clinical Patient Notes」(Kaggle)で 優勝、金メダルを受賞(2022年5月18日発表)https://www.dentsudigital.co.jp/news/release/prizes/2022-0518-000022
※4:電通デジタル、データアーティスト社を合併し、AI技術開発力を強化(2022年11月9日発表)https://www.dentsudigital.co.jp/news/release/management/2022-1109-000055
<電通デジタルについて>https://www.dentsudigital.co.jp/
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